163 真っすぐな長距離走
苦手な長距離走
どこまでも 真っすぐに伸びた道
ゴールが僅かに見える
視線が到達することを諦めながら
子供と一緒に走る
諦めついでに はしゃぎまくる私
遠いゴールを目指し 全力疾走
休む時間も自然と多くなりつつも
チャンスを感じたときは
全力で走り抜ける
隣でビックリする子供
全力で走ると 余裕な振りして止められる
服を引っ張り 静止を促される
そんなことも無視して 私は全力で走る
そのうち 恥ずかしいと言い出し
わざと くっ付けば そのうち睨まれるようになる
そこも通り過ぎれば 最後には呆れ顔
どうやら 諦めた様子
最初は私のことを気にしてたものの
最後にはマイペースで 私を無視しながら
まるで そこに私がいないかのように 子供も独走する
そんな私も ほんのほんの少しだけ
手ごたえを感じながら
真っすぐ先に 僅かに見えるゴールを目指し
長距離走を堪能する
一人で孤独に走るより
友人といても孤独になることもあるけど
ミラーな子供と一緒だと
何もなくても 思い込みでも
支えられる何かがある
補われる何かがある
やっぱり私は弱いのかな?
と思う瞬間でもあり
一人では無理と思う瞬間でもある
強く頑張ってるつもりでも やっぱり
リアルが大切なレムリア
リアルで心を育ててもらったことを痛感する
長距離が苦手
今回は 諦めもあって予告なしに走り出したけど
それでも 真っすぐの直線の時は ついつい頑張れる
過去にも何度もチャレンジしたことがあったけど
真っすぐ先に ゴールが僅かに見える時だけは 頑張れる
へとへとになりながら 頑張ってしまう
そんな過去を振り返っても
僅かな手ごたえだけでも 満足できていた
2023 0930 0959
163 真っすぐな長距離走
最後まで読んで頂きありがとうございました




