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あなたへの想い  作者: 真凜
163/328

163 真っすぐな長距離走

苦手な長距離走

どこまでも 真っすぐに伸びた道

ゴールが僅かに見える

視線が到達することを諦めながら

子供と一緒に走る


諦めついでに はしゃぎまくる私

遠いゴールを目指し 全力疾走

休む時間も自然と多くなりつつも

チャンスを感じたときは

全力で走り抜ける


隣でビックリする子供

全力で走ると 余裕な振りして止められる

服を引っ張り 静止を促される


そんなことも無視して 私は全力で走る

そのうち 恥ずかしいと言い出し

わざと くっ付けば そのうち睨まれるようになる

そこも通り過ぎれば 最後には呆れ顔

どうやら 諦めた様子


最初は私のことを気にしてたものの

最後にはマイペースで 私を無視しながら

まるで そこに私がいないかのように 子供も独走する


そんな私も ほんのほんの少しだけ

手ごたえを感じながら

真っすぐ先に 僅かに見えるゴールを目指し

長距離走を堪能する


一人で孤独に走るより

友人といても孤独になることもあるけど

ミラーな子供と一緒だと 

何もなくても 思い込みでも

支えられる何かがある

補われる何かがある


やっぱり私は弱いのかな?

と思う瞬間でもあり 

一人では無理と思う瞬間でもある

強く頑張ってるつもりでも やっぱり

リアルが大切なレムリア

リアルで心を育ててもらったことを痛感する


長距離が苦手

今回は 諦めもあって予告なしに走り出したけど

それでも 真っすぐの直線の時は ついつい頑張れる


過去にも何度もチャレンジしたことがあったけど

真っすぐ先に ゴールが僅かに見える時だけは 頑張れる

へとへとになりながら 頑張ってしまう

そんな過去を振り返っても 

僅かな手ごたえだけでも 満足できていた





2023 0930 0959

163 真っすぐな長距離走

最後まで読んで頂きありがとうございました

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