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あなたへの想い  作者: 真凜
15/328

15 あなたとの未来へ

繋いでいた手がなく

不安になった私は手を探す


あれっ?

いない?


目を開けて隣を確認したらいなくなってた

目を擦りながら部屋を出る


ふと

あなたの書斎から僅かに明かりが漏れている


私に気づかれないようにいつも頑張ってしまうあなた

私もあなたに気づかれないようにホットミルクを作る


一応ノックをしてみる

反応がない

そ~っとドアを開けると

ほらやっぱりイヤホンを付けてる


しばらくじっと見つめる


この瞬間がいつも愛しく想える

きっと私のために頑張ってくれてるんだよね


思わずホットミルクをそっとテーブルに置いて

ゆっくり近づく

そして

後ろから優しくギュ~っと抱きしめる


ちょっと驚いたあなたは

しばらく抱きしめられたまま浸ってくれる


この瞬間が大好き

幸せを感じられる

あなたとこうしていられることに


その後は決まって頬にチュッとキスをする

するとついついまたギュ~っと

さっきより強く抱きしめたくなるんだ


もう寝よ?


っとホットミルクを渡すと

決まって優しく微笑んでくれる


その微笑が見たいから

ついつい起きてしまう


そして

私のお願いを叶えてくれた

大きなダブルベットに戻り

また手を繋ぎ安心感に満ちながら眠りにつく

15 あなたとの未来へ

最後まで読んで頂きありがとうございました

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