2.ぼっちの授業は辛いよ。
廊下を歩きながらふと思った。
「そう言えば、あれってなんかラノベとかでよくあるヒロインの出会い方と似てるよな、これってワンチャンそういうフラグ?あの美人の人とイチャイチャ出来ちゃうフラグ?」
とキモオタ特有の妄想癖が膨らみぶつぶつと喋りながら廊下を歩くのだった。
教室に着いた、俺のクラスは1ーA、ちなみにこの学校は1クラス40人の1学年9クラスで全体で約1080人程いる。
先程あったあの子は1080人丸々暗記してるとなる。
そう考えるとやばいなと心の中で思った。
ガラガラ
教室に入るとホームルーム前だからザワザワとしている、俺が入ってきても特に誰からも声を掛けられず、相変わらずぼっちをしている。
自分の席に座り、空気と化すそれがぼっちの生き方だ、なんと言う寂しさ、なんと言う孤独感、あぁ何故神は私をぼっちにする運命にしたのか。
あぁ無常
「はぁい、席に着いてねぇ、ホームルームを始めます。」
と心の中で色々考えていたら、先生がやってきた。
うちのクラスの担任は笹柳舞香先生という女の先生で、おっとりしていて、若干天然が入っており、優しい雰囲気を纏っている。
そしてここが重要だ、舞香は巨乳なのだ、それも物凄く、そう巨乳好きなら誰しもが認めるであるう、形に大きさ服の上からはち切れんばかりに主張している。
健全な男子高校生には目に毒です。
「今日の連絡事項を言いますねぇ、入学から3週間が立ったと言うことで、そろそろ学校にも慣れてきた頃だと思います。そこで今日の5、6時間目はオリエンテーションがありますので、楽しみにしていて下さいね。それではホームルームを終わります。」
と言い先生は教室から出ていった。
な、なに!?オリエンテーションだとまだ終わってなかったのか!?てっきりもう終わってたのかと思ってたわ。
と内心凄くビックリしていたし、嫌な汗をかいていた、なぜなら、オリエンテーションとかぼっちには地獄じゃん、ああいうのって親睦を含めるためとか、学校に慣れるためとか言ってるけど、ぼっちからしたら凄く迷惑だよね、友達がいれば、あれやこれやと色々学校の事だったり話せるけどさ。
俺、友達いないじゃん、ぼっちじゃん、そう言うの関係ないじゃん、ただただ先輩の話を聞いたり、なんかしたとしても、ひとりじゃん、誰かと組まされて見ろ
「あぁ、ごめん君誰だっけ?」
とか言われて終わりだぞ!
「はぁ、憂鬱だなぁ。」
とついつい独り言で呟いてしまった、てか俺ってしゃべならすぎだよね、内心で思ってばっかで、口に出さないし、だからコミュニケーションとるのが苦手なのかな…
「はぁぁ」
と溜め息を着いていると
キーンコーンカーンコーン
と1時間目の授業のチャイムがなった、
「では、始めるぞー」
と授業の先生が入ってきた。
起立、気をつけ、礼
「ありがとうございました」
「はい、しっかりと今日やったところをおさらいしておくように」
と言い残し、教室から出ていった、ちなみに今4時間目が終わったところだ。
さぁここで一限から四限のぼっちダイジェストをお送りしましょう。
一限
一限は世界史Aだった、特に滞りなく終わるかと思ったが、急に話し合いをするといい、強制的に隣の人と話をすることに、ぼっちに50ダメージ!
二限
二限は英語だった、まぁスピーキングをやると言って隣の人だったりとやったりして、途中に
「ごめん、君誰だったっけ?」
なんて事を女の子に言われてしまった、はぁ、まさか前に考えていた事が、こんな所で本当になるとは、実際言われると凄く辛い、ぼっちに150ダメージ
三限
三限は数学Iだった、特に問題なく終わった。ぼっちは安心した。
四限
四限は、物理基礎、最初は良かったものの、応用の激ムズ問題を周りとグループにして解けと言われ、絶望して、周りからよろしくね、と言われたものの、さっき誰と聞かれた子だったり、なんか周りで
「あれ?誰だっけこの人、名前が出てこないや」
「やっぱり、実は俺もなんだ」
なんて会話が聞こえてきた、こんなんもう地獄だよね、いっそ聞いてくれたらいいのに、その方がなんか清々するよね…
辛いよぉ… ぼっちに500ダメージ
ぼっちは力尽きた。
蘇生不可能、もうギブアップ
とまぁ、こんな感じのことがあり、現時点に至る訳だが、さぁ、気を取り直して、お昼ご飯だ、こんな時までテンション暗いの嫌だよね、楽しく食べたいよね、ぼっちだけど。
「さて、いつもの場所に行くか」
とぽつりと呟きいつもの場所に移動した。
2話目です、いやぁ、やっぱり書くのって難しいですね、上手くまとまらなくて…
これからもっと上手く面白く書けるように頑張っていきたいと思います(๑و•̀Δ•́)و