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異世界転生なのです、お姉さん!  作者: 乃平 悠鼓
第1章
19/63

第5部 理想郷のお店《2》

 私は、ご機嫌でベンチシートに座ています!

 ふん♪ ふん♪ ふん♪ と、足をプラプラさせちゃいますよ! だってね、()()()()()()()()()()なのー♪

 100均からホームセンターに行く途中、お昼ご飯を食べようとファミレスに寄ったのです。わぁ〜い、ファミレス♪ と喜んだのは、言うまでもありません。

 お祖父様とキャメリアは、ファミレスを知らないからキョロキョロして中を見渡しています。うん、これはこれで100均とはまた違った驚きがあるよね。

 ベンチシートも初体験なお祖父様とキャメリアは、ドキドキしながら窓側の席に座りました。私とお姉さんは通路側よ。

 メニュー表を開いて、ニマニマしましたとも! あぁ〜、あちらの世界にない食べ物がいっぱいあります。メニュー表を見るだけでもワクワクです! メニュー表から私が選んだのは、あちらの世界では食べることができない()()ですよ。


『ちゆちゆ、すゆ』

『じゃ、こっちのキッズメニューの、うどんプレートでいい』

『あい!』


 そうです、おうどんですよー。あちらの世界では、まず食べられません! いや、待てよ。うどんって、小麦粉が有れば手作りできるんじゃない? あとは、うどんのつゆさえあればできるよね。今度つゆの作り方を調べて、料理(クック)長に作ってもらおうー♪

 お祖父様とキャメリアは、見るも美しいメニュー表に驚いていたけど、見たこともない料理が多くてどれを頼んでいいかわからないと言うので、キャメリアにはオムライス、お祖父様にはチーズインハンバーグをオススメしておきました。


『おいちぃ!』


 現世ではもう食べられないと思っていたおうどん、コシがあってモチモチで、大変美味しゅうございます! お祖父様とキャメリアも、美味しいとパクパク食べていますよ。

 オムライスとチーズインハンバーグを一口ずつわけてもらいましたが、こちらもまた大変美味しゅうございました!

 お姉さんは野菜が足りてないと言って、一日分の野菜が入った麺類を食べていますよ。お野菜、大切だもんね。

 お腹も心も満たされ、とっても満足しましたよ。お会計が終わったあとには、定員さんにバイバイと手をふってお別れしました。またいつか、ファミレスに来ることはあるのでしょうか。

 さらば、ファミレス!


 そして、やって来ましたホームセンター。お姉さんが数日前お買い物に来たついでに、ホームセンターとスーパーでリサーチしてくれて、どちらで何を買うかは考えてきてる。ホームセンターには食料品や寝具やお化粧や文具なんかもあるけど、次に行く大きなスーパーにも数は少ないけど衣類や寝具や化粧品や文具などもあるらしい。このホームセンターでは、化粧品や日用品関係を買う予定。なんだけど……。


「かあいいー」


 私はガラスにはりついて、ちょこちょこと動く子達を見ています。キャンキャンと言う鳴き声につられて、ついついペットコーナーに来ちゃいました。そう言えば私、現世では馬しか見たことないよ。


「ワンワン、ニャーニャー、いゆ」


 コテンと首を傾けて、あちらにも犬や猫はいる? と聞く私に、お祖父様は笑って


「いるとも。この世界の犬や猫よりは、大きいと思うがな」


 と、言いました。やいやお祖父様、こちらにも大きいのはいるよ。たまたまここは、マンションなんかでも飼えるように小型が多いだけで。

 あっ、ハムスターだ。小さくて可愛いなぁ♪ ウサギ、もふもふだぁー。どうして小動物は、こうも可愛いのか。まぁ、フリージアンみたいに大きくても可愛いけど。アニマルセラピーの効果もあるしね。お馬さんにくっついてると落ち着くもん、私。機会があれば、ほかの動物も飼ってみたいよね。


「ふぉ! はりねじゅみ!」


 わぁ〜ハリネズミだよ! 昔、飼ってみたいと思ってたんだよね。丸まってるよ、小さくて可愛いー♪


「こ、これは! あの方と同じ姿ではないか! あの方の血族なのか? いや、そんなことがあるはずはない! 大きさもずいぶん違う」

「おちいしゃま、どーちたの?」

「いや……、なんでもない」


 お祖父様が、ちょっとオロオロしています。どーしたのかな? あの方って誰だろう? あちらの世界にも、ハリネズミっているのかな?

 その後移動して化粧品コーナーにやって来ましたよ。欲しいのはお母様とお祖母様のお土産に、メイドさん達や工場の皆で使えそうな物。

 まず、お母様とお祖母様にはオールインワンの化粧品を。予算があまりないので、以前はスーパーや薬局で売られていたけど、今はデパートでも買えるひらがな三文字のメーカーの品を。

 女中頭(ハウスキーパー)スリジエと料理長の奥さんのノワイエには、あの有名な青い缶のシリーズからスキンケアクリームを。

 あと、お屋敷のメイドさん達の休憩室には全員で使えるように、緑色で手のマークがついたハンドクリームを。またキッチンにも、水にぬれた手に使える同じメーカーのハンドミルクを。

 従者(ヴァレット)従僕(フットマン)達の休憩室には、男性用の青い缶を。

 執事(バトラー)のトルキーソと料理(クック)長のティヨルには、ヘアトニック。料理人見習いのピーノには男性用の青い缶を。

 お屋敷へ(かよ)いの御者(ぎょしゃ)のアガト、厩番(うまやばん)のベトゥーロ、庭師のシィリンゴにも、青い缶を。こちらは家族も使うだろから、普通の青い缶ね。

 工場にいるアルボとマーロ、孤児達やお年寄りにも青い缶を。

 そして、石鹸と入浴剤。これは、お屋敷や寮や工場のお風呂場でわけて使うのです。その他、リンスインシャンプーの詰め替えも買った。100均でボトルを買っていたから、それに入れてわけるのです。

 こちらの世界はいいものがたくさんありすぎて、まったくお金が足りません。化粧品の作り方はお姉さんが調べてくれてわかったけど、手作り化粧品は2週間程度しか持たないから、作って売るには無理がある。あくまでも、お屋敷と工場限定ならいいかも知れないが、領民達が使えるようにだってしたい。

 だから、今日買って帰った物は少しずつもらって錬金術の箱に入れてみるの。ちょっとでも新しく、何かが作り出せるかも知れないから。


「これはいったい、何なのだ」


 うーん、電化製品の説明ってけっこう難しいよね。2歳児のお口ではなおさら無理なのです。あちらの人には、エアコンも洗濯機も何もかもが珍しい物なのだ。特にTVとか、摩訶不思議な物だよねー。

 この辺は気にせずに、いや、いつかは洗濯機とか電子レンジとか作れたらいいけど、今日はプラプラと店内を見てまわりましょう。

 次にこれる時があれば、文具用品とか、菜園関係の物も買えるといいな。またチマチマとお野菜を売って稼がなくては!

 何か画期的なことないかな。ホームセンターでは化粧品や日用品で13000円の出費です。ここが一番大きかったね。

 化粧品は100均の物でもよかったかも知れないけど、錬金術の箱に入れるなら少しでもいい品物にしようと思った。同じような物が、作れるようになるかも知れないから。

 今度、錬金術の箱を見に連れて行ってもらおう。何か、参考になることがあるかも知れないからね!


 さぁ、次は最後にスーパーですよ。マヨネーズにケチャップに醤油に味噌に、必要な物がいっぱいです。食べ物のレパートリーがふやせるように頑張りましょう! 均一セール、安くていい物が買えるといいなぁ。

 お祖父様もキャメリアも、すっかり車に慣れてきたようですね! 私も、チャイルドシートに慣れてきたよ。

 では、スーパーに向けて出発ー!

次回投稿は30日か7月1日が目標です。

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