表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界終了のお死らせです  作者: 透坂雨音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/35

第18話 いつも遅れるもの



 こっちの事を別に隠す理由なんてない。

 不都合があるなら話すべきだ。もちろん里留に聞かせられない所を除いて、だが。

 ざっと数分かけて、その女に大体の事情を説明し終えた。


「……って、わけだ」


 女の反応はこうだ。「……信じられない」ま、そうなるだろうな。予想していた。別に信じてほしいわけではないので、そこらの判断は女の勝手にすればいいと思っている。


「世界が終わって。神様に会ったって……」


 破壊神とは言ってるが、神様かどうかは知らん。

 とりあえずそいつの混乱が収まるのを待つ。


 後やる事と言えば……。あれか。


 里留の頭を一つこずいて「って、わけでこいつに外のこと教えてやれ」提案した。「何で命令?」女にとっては提案には聞こえなかった様だが。


 それを聞いてアレンがフォローを入れる。「僕達じゃ、話が合わないしね。女の人だったら、ちょっとは違うと思うよ。なかなか気配りがなってるじゃないか。お父さん?」助かったかい? と、恩着せがましい視線が来たが無視した。誰がお父さんだ。


 女は「…………。まだ了承するなんて、一言も言ってない。でも、いいわ。一人じゃ進めないって分かったから」里留を見て、アレンを見て、最後に俺を一瞥して、そう言った。戸惑う様に、真意をはかる様に、そしてごみ箱に入れられた雑巾を見る様に……。おい、何でその順番なんだよ。それに、俺だけ何か視線の種類が違ぇぞ。


 女は、「だから」その会話の流れで、何枚かの板を取りだしてこちらに見せる。取りあえずは、「必要な文字が足りないの。あなた達のも出して」承諾するようだった。


 紅蓮達の得た物も合わせて答えを埋めていくと、ファンファーレが鳴り響き扉が開いた。


 その先へ進みながら、「本当に出すなんて」とか何とか女が呟いていた。


 そおで、何か引っかかるような気がして、俺は一旦考える。この感覚は、随分前にも味わった事のある感覚だ。具体的には一層フロアを攻略した後辺りだ。何かを忘れているような気がしてならない。


「名前、まだ聞いてないよ……」


 里留の言葉だ。

 それだ。

 どうりで。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ