ープロローグー
ブクマ登録ありがとうございます!!と言う訳で本日二作目どぞー
………え、大魔王と仲良くなったん?……俺、なに?ん?
………まあいいや、取り敢えずこの肉食っちまおう。
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で、何だ?あれか、さっきのおっさんは大魔王ってもう、絶対ヤバいやつね。分かります。
今度は黒い影が見えた。見覚えあるぞ!!先生だ!!
川に降り立つ黒いドラゴン。ドラグ=バンバーン。ドラグは小太郎を見下ろすと話しかけた。
「3日振りだな。バンシィよ。」
…………ん?3日?あれ?俺ってもしかして、3日も気絶してたの?………先生って呼ぶのは辞めだ!!ドラグって呼び捨てにしてやる!!
「そうだな!!ドラグ!!」
「ほぅ……バンシィよ偉い口を利く様になったな……それに……新たな称号を手に入れた様だな……」
何故それを!!
「な、何で分かった?」
「ん?いや、適当に言ってみただけなんだが本当なんだな……」
ドラグが驚いた顔をする。
クソッ!何か負けた感じがする!!
「……して、どの様な称号を手に入れたのだ?」
待ってました!
「聞いて驚け!!『不死身』を手に入れたのダァ!!」
そう言うとドラグは目を見開き突然ブレスを放って来た。
「アジィィィィ!!!!!!」
熱い!!熱い!!熱い…………ん?熱くねぇ……てか、痛くも痒くも無いしてか、服も燃えてないんだけど……何だ新手のトリックか!?
「……本当の様だな……となるとバンシィよ。おぬし、『永久の死』を手に入れただろう?」
「……おう!そうだぜ!!」
何か話し流された感じがするけどーまあ良いか、
「……ティー・ターン・アムリタと言う男を知っているか?」
何その「シャア◯アズナブルと言う男を知っているか?」的な口調…
「もち、知ってまっせ。大魔王だろ?」
「……そうだ。奴は此処に来たのか?」
「うん、さっき来たぞ。」
「……そうか……300年振りだな……」
ドラグが遠い目をする。きっとアレだな……族王と大魔王できっと戦っていたんだろう……知らんけどな……
「所で何しに来たんだ?」
「……いや、特に無いが、暇潰しだ。」
「……そうか。」
何だよ……ドラゴンの王様の癖に暇人かよ……
「所でバンシィよ。お主、家は無いのか?」
ん?………そう言えば無いな…何せ転生(注:トリップです)してからちゃんと寝てないからな。
理由は言わんけど!!
「……無いな。」
「そうか、ならば造れ。」
いきなりかよ!!ざけんじゃねぇ!!建設スキルなんて無いわ!ボケが!!
「無理だよ!何言ってんだよ!」
ドラグは首をかしげる
「…そうか?お主は創造の魔法は使えるだろう?」
創造の魔法?……あ!アレか!ハサミにしたやつね!
「使えるけど?」
「ならあの山の天辺に家を建てるのだ。あの山の天辺には特別な木が生えておる。その木を創造の魔法でお主の好きな家にしてしまえ。さすれば、我も行きやすい。」
お前の問題かよ!!なんかあるのかと思ったわ!!
「わかったよ!建てりゃあ良いんだろ!だけどめんどいから明日な。」
「良い良い……我はそろそろ帰らねばならん。時間だ。さらばだ!」
またウルト◯マンだったよ……
それにしても家か……
小太郎は遠くに見える大きな山を見る。
遠いな……めんど……大魔王に任せるか?…
無理だな……
どんな家作ろうか……迷うな…
小太郎は知らない。家を作るために物凄く苦労することを………
キッチンは広い方が良いな……