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ー第0話ー 『手違い』

此方の作品は【ビギニング編】を持ちまして更新停止致しました。

改訂版はこちらhttps://ncode.syosetu.com/n0987ib/

「我が名は不死の神バンシィ=ディラデイルである。」




「…ごめん、一年間、過ごして来たけど未だにお前の性格だけは掴めんわ……」



俺の名前はディザリア…じゃなくって、間宮まみや小太郎こたろうだ。調理師養成施設の学校に通っている。昨日高二になったばかりだ。


因みに俺の事を馬鹿にしたこの割と顔が整った奴の名は森山。下の名前は覚えてない。ずっと「森山」って呼んでたからね。


俺たちはこの高校に入学した時に知り合った。


「ふふふ……掴めなくて当然だ…人間如きに我の正体を見破られる様では……」

「お前、まだそれ続けるの?」


中々痛い事を言うな……だが!俺は続けるッ!!


「でぇぇい!!」


その言葉と共に俺の視界は一気に横にずれる。


「おはよう!!小太郎!!帰りゲーセン行こうぜ!!」

「よろしい。ならばクリークだ!!」


俺はそう宣言し俺の頭を叩いたいつもの奴……名前は三河みかわ 浩二こうじ。俺は「三河」と呼んでいる


俺は三河の頭を一発吹っ飛ばす。


三河はそのまま吹き飛び消え去った。


なんて事は起きず普通に耐えた。


「で、ゲーセン行く?」


何事もなかった様に三河が問う。問題無い、いつものやり取りだ。


「行く。」

「おけ。」


それだけ言うと三河はまた別の奴を誘いに行った。



俺の通うこの学校はかなり馬鹿だ。ただ、調理の道を目指す者達が集まった滑り止めの私立高校だ。


入試の時は料理人に成りたいです!とか言うけどそれは嘘だね。

取り敢えず高校に入れればいいの感覚だよ。

俺は違うけど。決して平常点が無かったからでは無い!


因み俺はこの学校ではテストの順位が毎回3位だ。俺は馬鹿じゃ無いそのつもりだ…ってのはあれだ、思い込み?で中学の頃は俺下から数えたら直ぐだった。


世の中って広いと思う。

俺って最初は全人類の中で一番馬鹿なんじゃ無いかって思ってた…


だって150人中147位だぜ!因みに俺より下は病欠。テスト受けてない。

それが此処に入学したらあらびっくり3位だよ。


まあ、俺の馬鹿さが分かったろ?


俺の得意な事はゲームだな!


……と言ってもアクションゲーム?

あの…何て言うの?あの…レバーとボタンでやるやつ…例えばガン◯ムのマキシマムブ◯ストとか鉄拳のゲーム。


あれとかはそこそこ出来る方だと思う…


他には…モン◯ン!


これはランク400行って飽きた。


カードゲーム。そこそこやるね。


あと、ずっとやってるのが何て言うのかな?


クラ◯ラとかの何か……よく分からんけど建設ゲーム?みたいなの…こう言うのは結構好き。育てる系も好きだね。艦◯れとかドラ◯エな。



おっと、そんな事を考えていたら始業チャイムが鳴っちゃった。席に着くとしよう……





---------------------------------------





あ"あ"あ"ーーーづーがれーだぁぁーーー



ダルかった……授業パネェ…1時間目と2時間目の授業が社会で先生の話が長過ぎてお絵描きしていた……タコさんがいっぱいだよ……


三、四時間目は栄養学でしかも教えてくれる先生が副校長というね……



今日だけ何故か4時間授業だったんだ俺からしたらラッキーなんだけどな。

さて、ゲーセンに行くか……




ーーー----------------------------------------




最近やり始めた思考型トレーディングカードゲームを小一時間程プレイしその後音ゲーをやってガン◯ムをやって7時にゲーセンを出た。


三河とその他モブ(俺がそう呼んでいるだけ)達と別れ近くのバス停に行き俺は帰った。



いつもの事だがバスの中では退屈なのでゲームをする。始めにやるのは大体パズルなドラゴンだ。その後に創造と殺戮のゲームをやっていると家の近くのバス停に止まる。



俺は忘れ物が無いか確認してからバスを降りる。



俺の家はバス停を降りて信号渡った所真っ直ぐ歩いていれば着く。その移動時間にも俺は創造と殺戮のゲームを続ける。



そのつもりだった…信号待ちをしていると少しカタカタと揺れているような感覚が起きた……



それに気づいた俺は取り敢えずスマホの画面を閉じ右ポケットにしまおうとしたその時!



凄い揺れてる…立てない……横に揺れているのか縦に揺れているのか分からないくらい揺れてる…とにかく揺れてる…俺の後ろに立っている家が倒れた



俺は咄嗟に前に飛ぶ様に避けた。



その時俺は気付かなかった。



目の前の信号が赤な事に……



そんな事はどうでも良かった右肩に強い衝撃を受け俺はもうぶっ飛んだ……



意識がハッキリしない中で俺はトラックの様なのが薄っすらと見えた



俺は空中に跳ね上がり歩道の中に叩きつけられた………痛ぇアスファルト痛ぇ…



全身の痛みが襲う中俺は何とか空を見上げることが出来た。



あの大きな揺れは治った……助かってないけど……助かった……



と、思っていたら俺の横に見える茶色い木の家が斜めで俺の方に倒れた。



俺は目を瞑り全身が押し潰される衝撃を受けた……





ーーー----------------------------------------





頭が痛い……目を開けようと思ったが開けられない……寝ている様な感覚があった。けど起き上がれなかった。


あ、もしかしてあれか!夢か!!


良しならほっぺをつねれば……


あ、動かねぇ……



『………ぞ!』



何だ?瞑想してたら声が聞こえた……まさか俺にも遂に神の力が!?



『此奴じゃない!!この馬鹿じゃないぞ!!』



ほう…馬鹿だと?…間違ってないけど……



『……適当………とけ…』



そう聞こえた瞬間俺は意識が飛んだ




《条件を満たしました。称号『手違い』を入手しました。》ーーーーーーーーーーーーーーーー


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