頭の中
よく来たね──
※全員がそうとは限りません。
これは、ある男子の頭の中である──
それはある日の帰り。
とあるカップルが、廊下を歩いていた。
「ねえ──」
声をかけた女子は、ナイスバディというのだろうか。
または、ボンッキュッボンッだろうか?
出るとこは出て、締まるところは引き締まっていて、バランスのとれた身体をしている。
「ん?」
と答えた男子は、無表情で彼女を見る。
無表情というか、真顔だろう。
身長は女子より頭一つ高い。
「帰りさ、どっか寄ってかない?」
と男子の手をとる。
男子は真顔のまま、
「んー、どこ寄ってく?」
と聞き返す。
だがこの男子、頭の中はこうなっている。
『手、手繋いでる//やべ、手汗かいてないっけ? てか手細いし柔らかっ!!』
そんな男子の頭の中など、女子はわかっていない。
だから、話の続きをする。
「んー、喫茶店! パフェ食べたい」
「いいよ。行くか」
「ほんと?! ありがと!」
と女子は繋いだままの男子の腕を抱き寄せる。
抱き寄せたことにより、女子の胸が男子の腕に当たるわけで、男子の頭の中は大変なことになっている。
『え……ちょ、胸当たって……っ、手より柔らかっ、てかもう揉んでいいっすか? じゃなくて髪の毛いい匂いするんだけど!! あ、今日体育あったじゃん! そんな密着したら……俺臭くない?! 大丈夫か? シーブリーズしたけど……。てか胸っ──!』
「……べつに」
「素っ気ないなぁ。まあそんなとこも好きだけどね//」
「そ……」
『てか胸、めっちゃ当たってんだけど?! いいの? 俺ちょっと興奮して勃ち──』
……これより先は、見るに耐えないことになっているので、ここまでとさせていただこう──
……そうそう。
違うバージョンが見たいなどあれば、いつでも受け付けているよ。
例えば、キミの頭の中とか……ね──
どうだったかな? くだらなかった?
はは、それは申し訳ない──