第84話 ダランへ慰安旅行 Ⅰ
国の1領主と国の1大臣との文通は続いていた
お互いに人柄等も分かり合えるまでに発展し
公務が忙しいマスティに会いに行くことになった
時期はマスティの仕事が落ち着く真冬の2月に決定する
カイはこの面会をスメシア家の慰安旅行に決める
日頃の労をねぎらう目的で私用人の旅行とすることになる
屋敷を完全に空けるわけにはいかないとの事で仕方ないが
留守番の者がでてしまう ジェルが留守番に名乗りを上げるが
向こうでの宴会だけは参加してほしいとなり緑がお迎え役に決まる
留守中の屋敷の警備はBPTに依頼する
転移魔法ですっ飛ぶのもいいが馬車でのゆっくりした旅行も捨てがたい
映り行く景色を見ながらの旅行も経験させてやりたいと思っていた
ジェルと雑用係りの2名料理人1名が留守番で他は全員行くことに
2頭立馬車に分乗し車列は全部で8台にもなる お土産を運ぶ荷車が3台
合計11台のキャラバンになった ほぼ全員が戦闘系なので道中の警備は付けず
問題が起これば全員で対応することに 目的地のダラン王城までは馬車で4日
道中の野営も楽しみにしていたメイド達だった スメシア家以外にも
ヨート、ノーム、ノア、トール、も参加した イザベラは臨月との事で辞退した
ササ家、キール家は留守番組だがイザベラの容態次第となった
ダクス東部の街カーバネル領でメラとレイルが便乗してくる8か月のお腹を抱えているが
宴会好きの我が家族はそんなことお構いなし 帰りはそのままスメシアに飛ぶ予定
1泊目の野営地はカーバネル領内でレイルさんが振る舞ってくれる
例のメイドさんが男性と知ることになったカイとニールは悔しがっている
男性メイド(以下黒服)もスメシアメイド(以下凛服)を見て女性もいいですねーと言っていた
凛服達は黒服達に興味を持ちおしゃべりに夢中になっている
自分たちが接待を受ける事が普段無いので余計に楽しいらしい
ヨートは完全に部外者風を吹かせて浮いていたのでイサがフォローする
カイは年頃のヨートに女の部分を見つけようと躍起になっている
イサはトールの所に行きたいがいつも何かが邪魔をする




