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[スメシア戦記]-親のミスでこの世に生まれた男-  作者: 流鏑馬


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第73話 隠れ里の猛者

カイは士族の集落に居た

田舎の農村のような感じだが屋敷は特徴的で異国の雰囲気がある


刀と呼ばれる彼らの剣は独自の製法で作られていた

鍛冶場と呼ばれる民家の土間で剣を鍛える炎が紅く輝いている 

自分達が使う剣もこの製法ならもっと魔法も乗るのではと考える

試しに1本作って欲しいと気軽に頼んだが使いこなせないだろうと断られる

お子ちゃまに見られたのかと思い集落の広場でダリアと手合せなる物を披露する

興味が湧いた住人はぞくぞく集まってくるカイ達の動きが

普通の剣士に見えなかったのだろう手合せの途中だったが

声がかかったので止めて声をかけてきた住人に話を聞くと

踏み込みが甘いだの、それでは避けられないだの言いたい放題言われる 

魔法を乗せてないので面白くない手合せに見られていたと思うが

かなりの言われようにカチンとくる


カイ「ではお手本をみせて欲しいですが?」と挑発すると 

集落の長自ら前に出てくる 最初は普通の爺さんに見えたが剣を携えた長は

老剣士の風格が漂っている 手合せの相手は居らず 木の的が出される

次の瞬間バチンと音がしたと思ったら木の的が斜めに切れていた

カイとダリアはとりあえず驚くふりをする「スゲー!」

そうであろうそうであろうみたいな顔をしているジジイ 

木の的をもう一度出してもらい今度はダリアが的に向かう 

次の瞬間 音もなく木の的は粉々の木屑になってしまう様を見て

住人共は言葉を失っていた


翌日からダリアは彼らから「神」と呼ばれ

信仰の対象になってしまったので カイはダリアを捨てる事にした

ダリア「冗談やめてくださいよー!」と抗議していた


そんな楽しい交流も終わり

武器違いであれやこれや楽しい時間を過ごす

士族の戦士は楽しい人が多かった黙っていると顔は怖いのだが

ダリアを見る目は違っていて瞳がハート形になっていた

集落には当然 娘の戦士も居た 彼女達からもダリアは神と呼ばれていた

魔法である事は内緒にしている


農民の方も観察に行く、ヨートの培養術は斬新だった

農民の誰もがヨートが領主の奥様と思っていた

カイ「違うから!」ヨート「ありえない!」

カイ「誰でもいいから早くヨートを女にしてやって!お願いしますー!」

ヨート「やめろ!つまらん事を言うな!」ダリア「意外と仲が宜しいのですね」

ヨート「やめろ!」本当に嫌いのようだった

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