第175話 祭りの後
「艦砲射撃お願いします!」 ローテとキールスから一斉射だけ補給路めがけて飛んで行く
頭上をかすめて飛んで行く魔法弾は確実に先頭の補給車両に次々と命中していく
城壁上部からは魔導士の魔炎弾が泥沼に嵌って動けない戦闘車両に火をつける
業火の中でも一矢報いようと鉄の弾をこちらに放つが障壁に跳ね返され自らを貫く刃に変わる
第1次の大攻勢は数分で決着する事になってしまう
後続は前線の惨状を見て引き返すしかなかったが補給線も退路も断たれてしまった残敵は
魔騎馬、騎馬隊、竜騎士のからの掃討を受ける事になる 捕虜としては6千しか残ってなかった
残っていた6千のうち参謀本部の将軍級や指揮官も捕虜になる 後方支援の衛生兵や衛兵も居た
敵陣に有る建物の後方にてまた城壁を形成する
スメシアに戦闘車両は不要なので解体の方向で一か所に集めて後から考える事にする
吸収したキュールの土地は民が1つの街で1万は暮らせるよう整備する
それ以上は自分たちで何とかしてもらうしかない
教育も軍部最上から民間最上に再教育が必要、時間はかかるだろうがやっていくしかない
この森林を抜けると何が有るのだろうか、捕虜の口は堅いので調べるしかない
補給路以外何もないことがわかり城壁の位置を森を抜けた所まで前進させる
キュール大陸の3分の一程度に相当する位置まで来てることがわかる
皇帝とされる存在が居る場所はまだわからない
はりぼて城壁の内部に正規の城壁を形成する ほんと土魔法はすごい
あらゆる魔法を繰り出すスメシアの兵士を見てキュールの捕虜たちは驚いている
魔族と思っていたスメシア軍は人族で文化の違いで魔法を使う事を理解してくれた
鍛錬次第で自分たちも魔法が使える事を教えた日はすごく喜んでくれた
本物の魔族も紹介したが敵対しているわけではない事も理解してくれた
カカトミさん達を見れば人族なら争う事はまず考えないと思う
ここまできたら情報はあっという間に集まっていた
将軍級や指揮官からの情報は得られなかったが兵士諸君からはたくさんもらえた
皇帝は、石像で人物ではない 大昔の王で石像しか残ってない
海軍王と陸軍王が居て対立している 北側と南側で海軍と陸軍の国が有る
この森林を抜けた先に陸軍王の街があり兵士はそこからやって来る
今回の大攻勢は陸軍の主力で街には大した部隊は残ってない
航空戦力に対抗する武器は無いが地下壕を掘り進める技術は進化している
水脈に当たってしまい失敗したが次回が有れば挽回したい
この浅い位置で今まで水脈に当たった事が無かったので不思議でならない
カイは挽回したいと言っている兵士を使い陸軍王の街まで坑道を伸ばしてもらう事に
青と土の燐服を同行させ強化しながら進めてもらう事に決定する
半笑いだったが水脈を避けるコースを燐服に案内させるとそそのかし協力してもらう
穴掘り兵士たちはやる気になっている 王と言っても忠誠を誓っている訳ではないようだ
軍国主義の盲点だなとカイ達は思っていた




