第171話 キュール海軍
海軍兵士は訓練されてるようで
拷問にも快楽にも屈しない 情報は吐かない
一人位は口の軽いのが居てもとか思っていたが
全く居なかった 海賊達になぶり殺しにされた者も居たようだがこちらとしては
容認できない所業に注意を述べ 以後このような所業は許さないと伝え
それ以降はおとなしくしてくれた
普通に情報が聞けそうにないので急ごしらえの牢獄に
軟禁状態にするしかなかった 緊張が緩めば少しは喋ると安易に考えていたがそれも叶わず
自害する者が数十人出てしまった 根本的な教育が違うのだと悟らされ
個別に黒魔法と青魔法で簡単な質問から情報を取っていった
母港の名前はヨル その母港近くにキュール首都のモメーリ
キュール海軍全体を統括する施設が有り 海軍将軍、軍事参謀、軍師、軍官が詰め
各方面に作戦と指示を電波と呼ばれる通信機器で連絡する 指示に従い行動する
海軍人に成るものは海軍学校と呼ばれる施設で教育される
海軍学校は12歳で入学し16歳で卒業する 卒業後は適性に応じて各軍に配属され
以降の人生は軍で過ごす事になる 軍役中に出産した子供達は軍の施設で
育てられ12歳の歳までそこで過ごす
親子の関係は築けないので大半の者は子供の育て方を知らないが子供の作り方は
海軍学校で教えてくれる 退役年齢として男は60歳、女は40歳だが希望するなら
死ぬまで現役を貫く者も居るとの事だった
カイ「徹底してるんだな、怖い国だ」
海軍だけの情報だが、きっと陸軍学校も有るんだろうな
戦術も作戦も兵器も全く違う二つの勢力か、連携してない理由もその辺りに有るのだろうな
無人島に来たマーリンとかは全く違う部署なんだろうな
今回の者達とは別の人種に思える位軽かったが それも考えの一つならスパイの可能性も有る
すぐにラスの方に連絡し情報共有し
「監視対象として隙を与えないように溺れさせろ」と付け加えておいた
少し面白く無かったキールス海賊達は戦艦の修理をして西岸に戻って行った
投錨させてある敵戦艦内の戦利品を回収に向かったのだった
カイは通信機器が回収可能ならと一応頼んでおいた
ローテの方にも伝えたが沈没させてしまってるので敵の機器類回収は困難との報告があったが
浮遊してる物の中に興味深い物が有ったので回収していると連絡が入る
数時間後にその物が届きローテと戦っていた船員に確認を取ると
戦艦同士での連絡に使う暗号旗の一種と解る
電波を敵に傍受される可能性が有る場合に旗を掲げて行動を指示すると教えてくれた
無人島から来た奴らは西側の者達とは明らかに人種が違うようで口は軽かった
敵に傍受とかと言うのは自分達が開発した事が元になっているのだろう
この人達と同等技術を持った敵が居ると思って居たのだろうか
かつては同等技術の敵が居たのか東西で戦っていたのか不明であるのだが
南側が陸軍で北側が海軍 しかも東西で戦争?
スメシアが他国を滅ぼしたようにこの国でも数国が戦って一つになったのかもしれないな
機会が有れば史実でも探してみるかなと思ったりした




