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[スメシア戦記]-親のミスでこの世に生まれた男-  作者: 流鏑馬


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第107話 トネミツとの戦い

2日後、2万の軍勢が来ているとの情報が入る

トネミツの軍隊が姫を取り戻しにやってきたがあっという間に完成している城壁を見て足が止まる 

城壁の上にカイと白いボロ布を着せてあるコヨリが見える 

両脇には凛服が並んでいる 城壁前にはフル武装の衛兵隊が騎馬している

騎馬している衛兵隊の前には塹壕があり飛び越えられる幅では無いことが遠目でもわかる


黒い騎馬が3騎こちらに向かってきて塹壕の前で止まる

姫を帰さなければ武力行使を行うと言っている 危ないので衛兵の騎馬を全て城壁内に入れると

トネミツの兵士は少し驚いているのがわかる


ノームが「マジか!いいのか!」とか叫んでいたが

カイは城壁を越させる気は全くない 

ノームには悪いが南から回り込んでトネミツの後方を抑えて貰う策を取る事を伝える 

ノーム「やるでー!」

ケート側からもメラ率いる魔騎馬隊が迫っている

それに合流して欲しいとも伝える


とりあえず落とすかと言いコヨリを突き落とす兵士の目の前に落ち死んだ振りするコヨリ


怒り狂う兵士はコヨリを助けようと迫ってくる 

カイは飛び下り兵士に斬りかかる 3騎共一瞬で倒れる 

その様を遠目で見ていた本体は 号令が飛び

やる気と解ったので 合図の太鼓を鳴らすと 

真南から突然現れた

メラの魔騎馬隊1000がトネミツ軍の横腹を破り駆け抜ける 

前からはカイが単騎で正面に雷撃を放ちながら激突すると

凛服の魔法が中衛部隊に着弾し大半が戦闘不能に追い込まれた

一瞬にして大半が倒れたトネミツ軍は混乱する


魔王を相手にした時はいい勝負だったかもしれないが時代も相手も違う

ノーム隊が後衛部隊を掃討していく 

カイは中央に居たフサカネを見つけ首を掴んで引きずり戻る

主君を奪われた兵士達は奪いかえそうとするが届かず果てていく 

ズタボロのフサカネを城壁の前に置き 今度は凛服を連れて戦場に戻り向かってくる者は

斬りふせ怪我して戦意の無い者は治療し拘束する


メラ魔騎馬隊は用事が済んだら戻っていった 

久しぶりに楽しめたと上機嫌のマジ怖い姉

ノーム騎馬隊は拘束した兵士を1ヵ所に集めている 

死体や気絶は集めずその場に放置

こちらの仕事ではない 


一段落してフサカネの前に死んだはずのコヨリを立たせて親子の対面をさせる

コヨリから無謀極まりない事を叱咤される父

カイ「もう少し歩み寄ってくれても」と以前わざわざ伝えましたよね

それがなぜ挑んだのですか?勝てない戦はしないほうがいいですよ


フサカネは意識を失う 夢の中でコヨリを抱いて笑っている自分の姿を見た

死にかけのフサカネと書簡を着けて皇室に送る 死にかけと言っても治療してるので死にはしない

書簡は「兵士が散乱してるので早く片付けて下さい」の一言だった


死人こそ少なかった事は救いだが力の差で戦闘にならなかった事がショックで

正規軍の大半を失ったトネミツ国 訳の解らないまま皇室に戻されたフサカネ王

娘は大事にされていた事を知ったが後の祭だった


もう戦闘を維持できる兵力も残って無かった 戦後処理として相手から突き付けられたのは

領土の分割だった 旧ヨツトネ全土をスメシアに取られるという受け入れ難い内容で

トネミツは旧ミツトネに追いやられる事になる


フサカネ王では政治は無理と判断され政治からは事実上失脚となる

元々、政治に干渉しない約束だったが ミズモを勝手に渡した挙げ句

正規軍まで投入し甚大な被害を受けてしまう こちらの首脳会談での失態が引き金だった

火種はこちらが撒いたも同然で言い訳の余地はない

ここからどうやって対等に戻すか国内では毎日議論されていた 

以前、ダクスにダランが技術協力を求め人員を送りダクスを理解し対等な関係を確立したと聞く

我が国もダクス化したミズモに人を送り相手を理解する事から初めてみてはどうかとなる

聞く所によるとミズモの民も魔法が使えると言う 

我らも知識があれば対等になれるのではないかとの考えに至るのだった


カイはこれらの行動になることを詠んでいた為

ジリジリと魔王のようにトネミツ首都に迫る位置まで観光客を装い位置記録をすすめていた

ダリアとカイの新婚旅行は続いていた 時々ナナミとイサも割って入ったり

ジェシカと3人で旅行したりして楽しんでいた

魔騎馬隊

ホーダダンジョンで従魔契約したユニコーン、ブラッドホース、ホワイトホース、ホーン等を騎士団に現地でそれぞれ契約させ飼い慣らした 瘴気を纏い攻撃する魔馬は魔力操作できない者はその場で意識を失う特徴があった為

トネミツ兵士達は気絶してしまった 走り抜け反転してまた走り抜けた メラ隊だけで8000は倒していた

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