結末
輝は、空間の中心にある柱に……私を連れて行く。
封印された聖花を受け取り、柱の穴にある……箱の中に入れた。
……空間が動き出し、赤い光が包む。
『願いは、何か……』
「時の終わり……犠牲の解放を……」
……すべての終わりは、……君の選択に係っていた……。
もしも君が、改の手を取っていたら……誰にも未来はなかった。
聖花は、時役使を試み……時の流れを守るものでもあるから。
でも……それは、また……別の話………。
舞と春花
……この二人、好みのタイプが似ていて……姉妹校の交流会で意気投合する。
舞は、正義感が強く……
父親のことは、「仕方ないわよ。捕まるようなことするんだから!」と……さっぱりしている。
春花は、体は弱いほうだけど……合唱部に入って、やりたいことを楽しんでる。
そして、舞より先に……人の良さそうな先輩と付き合い始めた。
「え?どうしてかしら……?舞も年上が好きなのよ!先輩を好きになったのは、優しいし……大人の雰囲気があるから!」
「私も、負けてられないわ。」と、言っていたかと思ってたら……
舞は年上の社会人と、付き合い始めた。
幸せなら、良い……。
玲と雪花
「ちょっと、玲!せっかくのお昼休みなのに、どうして仕事ばっかり?」
「静かにしてなさい。」
……くじけない!
「じゃ、お弁当……食べさせてあげる。はい、あ~~ん。」で、口を開ける……玲。
「おいしい?」
「……あぁ」
「わたしも、食べてみる?」と、上目遣い。
に、咽せる……。
「げほっ……」
雪花は、さっと飲み物を渡した。
「……いい加減にしなさい。仕事をしていないと……」
「ん?」
……指先に、髪を絡ませ「理性を保てなくなる……」
「いいよ?」
「だめです。」
「じゃ、キスだけ……ね?」
と、お伝えできるのは……ここまで。
刻と有羽
「刻、この学校って本当に、時役使に甘いよね?子供いても大丈夫……むぐっ」
刻は、慌てて有羽の口を手で塞ぐ。
「目立ってくるまでは……学校で、きちんと学びなさい!」
「はぁ~~い」
「………。」
じっと見つめる。
「何?」
刻は、有羽の額、頬……唇にキスをする。
「いや、俺いないのに……子供を育てれたなんてな~~。母は強し……だな!」
「いたら、もちろん甘えるよ?」
「うん。いっぱい甘えていいよ。」
有羽を膝に乗せ、お腹に手を置く。
「こいつ……苦労するよな~。」
「うん。あの二人の娘と……だからね。」
と、二人……幸せそうに微笑む。
桜野家……父母。
「……な?大和、今……なんて?」
大和が、挨拶に来た。
「結婚するから、婚姻届のここにサインして下さい。」
父と母は、びっくりしている。
当然だよね……まだ高校生。
「男性は18歳以上、女性は16歳以上、成年の証人2名の署名押印が必要……未成年は、親のサイン……」
あれ?
「……大和、何歳?」
「18。知らなかった?」
年上?……まだ、先だと思ってた。
「あぁ、俺の親のサインはもう出来てるんで。」
……にっこり……微笑む。
……父は、何も言えなくなっていた。
ただ……大和が帰った後……「後悔するぞ。」と。
「……してる。」
沈黙が続く。
加羅と大和
「加羅。前の学校に戻るの?」
大和の声で目覚める。
科学室の窓際で、うっかり寝ていた!
「離れ……」
「ね、俺と同じ学校がいいよね?」と、首筋にキス。
「やめろ!……そうだ、制服!女物着るよ?」
会うときは、絶対にズボンだ!!
「他の野郎が見るし、中身は一緒だろ。……いや。案外、そそるよね?」
地雷踏んだ?!
「……大和、受験!受験だろ?授業に!な?」
必死だった……。
「愛が感じられない……」
嫌な汗が……
「キスして。……きちんとだよ?」
甘えた声。
「きちんと?」
歯に当てるなって事……?
「入れてね。」と、舌を出して指差し……笑顔。
……舌?
「無理!!」
飛鳥と輝
「……ん?……や、止め……飛鳥!」
急に唇をふさがれ、熱烈なキス。
「……どうして?ダメ?」
可愛い……けど!
「……嫌じゃない……けど、飛鳥……が言ったんだろ?……その、改とキスして……心が痛いから……しないでって。」
俺は、『おあずけ』だ……。
「ん。されちゃうと、思い出すでしょ?……でも、輝と……キスしたいし!」
……?まさか……??
「私からは、OKだけど……輝からは、しばらくナシね?」
ね……じゃないよ!!
小悪魔だ!無自覚の!!
『……え?俺が許してるのは、憐れみだよ。……加羅は受身だから、まだマシ。お前、苦労するよ?』
意味が分かった……。
時は巡り……巡る。
あなたは、巡り逢う為に……誰かを捜しますか?
人は出会い……別れる……。それでも、願う……人を愛すること……自分を愛してくれることを……。
愛する人の心に答えたいと……一生懸命に……生きる。
だから、捜します……巡り逢うべきあなたを。
時は流れる……未来に向かって。
その時間を……共に歩むことが出来るでしょうか……。
………時は、人の願いに動かされ……未来に進む。
時は巡ってくる……すべての人に……。
あなたは、巡り逢う為に……誰かを捜しますか?
……時は巡り……巡る。
……時を巡る……ようにして………
END




