いつか君にもこの詩が届けばいい
冷たく刺すような世界
約束なんてしないで
どうせそれは叶わないのだから
太陽は沈み月は出ない
何もない真っ暗闇
その中で必死でもがく
見えない光に手を伸ばすように
満たされることのない心
静かに沈んでいく気持ち
どれだけ求めても何も得られず
溢れた涙は誰にも届かない
風が髪を揺らしていく
雨が顔を濡らしていく
雨が涙を隠してくれるのは
この世界の優しさなのでしょうか
そんな優しさをくれるなら
いっそ私を奪っていって
人の波に飲まれる
人々は日々の生活に疲れ果てていた
こんな世界に意味があるなら
それはきっといつか掴む幸せの為
そう、一歩踏み出せば世界は変わるのだ
いつか来る終わりを待つより
周りの人の視線を気にするより
我儘でもいい
エゴでもいい
自分の幸せを追い求めよう
そしてそれをみんなにわけあたえよう
痛みはみんなで分かち合い
幸せはみんなで喜ぼう
何もないなら生み出そう
揺れ動く心を愛で包もう
求める物すべては手に入らなくても
当たり前という幸せを噛み締めて
心を覆う氷を人々の温もりで溶かそう
それが出来たならいつか
世界は色を変えるから
風に身を任せる
この世界を飛び回る
見たもの全てが美しいわけじゃないけれど
だからこそ明るい夜景がとても綺麗で
この世界のために生きると決められた
いつか君にもこの詩が届けばいい
優しく包み込んでくれるような世界