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探索
「この辺に川は無い。水があるのは、この湖だけだ。たぶん馬はこの辺りにいるに違いない」隊員が言った。「二手に別れて、この周辺を徹底的に探そう」。討伐隊は馬の探索を開始した。
宣教師は岩に登り湖の辺りをスコープで見ていた。人の住み家のような所は見当たらなかった。だが、しばらく様子を見る事にした。
李と白は湖畔の小屋に行ってみた。人はいなかった。
その頃、馬は地下道で武術の鍛錬をしていた。日中は地下道にいる様に心がけていたからだ。
「いないな」探索していた隊員が言った。
「ウム。だが、しばらくここで様子を見よう」他の隊員が言った。
宣教師は再びスコープで湖畔を見た。すると、探索隊の隊員達が視野に入った。
「ムダなことしてますね」宣教師はバカにした様にニヤリと笑った。
日が西に傾いて夕日に映える湖畔が美しくなってきた。




