お尋ね者の馬
荒野を走る馬車
街に馬車が入って行く。
早川龍乃進が馬車から降り街を歩く。
人だかり。
張り紙「お尋ね者。馬国栄」
酒店に入る。
中にいた客が鋭い視線を早川に浴びせる。
「酒と何か食べ物をくれ」早川が言う。
「かしこまりました」ウェイターが答えた。
「馬を捕まえれば金になる」客が話合っていた。
「だが奴は功夫高手だ。お前じゃ無理だろう」
「だから、一緒にやる仲間を探すのさ」
「でも命懸けだ」客達が話合っていた。
早川は聞いていた。
「おい」客の1人が言った。「日本人だ」
客の1人が早川のそばに来た。
「おい日本人」
「俺たちと組まないか」
「何を」早川は聞いた。
「お尋ね者の馬を捕らえるのさ」
「奴はどこにいる」早川は聞いた。
「それは、これから探すのさ」
客の1人が答えた。
「いいだろう」早川は答えた。
「よし、じゃあ俺たちの武館に行こう」
そこに男達が入って来た。
「何をしている」
「馬を捕らえる話合いをしてました」
「お前達には無理だ」
「ところが、良い助っ人がいました」
「誰だ」
「あの日本人です」
「腕はたしかなのか」
「たぶん、日本刀を持ってますから」
「あてにならんな」
男は早川に近ずき言う。
「腕前を見せてみないか」
「承知した」と同時に男の髪の毛が地に落ちた。
早川は既に剣を鞘に収めている。
「素晴らしい」男は言った。
「歓迎しよう」男は早川に言い、皆で酒店を出た。




