資料・洞爺丸台風通信記録 17時~19時 15号台風来襲直前~直後
「SOS洞爺丸」をより深くご理解頂きたく思い、通信記録を公開資料として付けることにしました。
かなり読みにくいと思いますが、頑張って読んでみてください。
洞爺丸台風遭難通信関係記録(社 日本鉄道技術協会刊 より
地上局1
JNI(海上保安庁・第一管区・函館海上保安部海岸局)
JRG若しくは「ハコ」(国鉄函館海岸局)
★ハコ(函館桟橋)
アワ(有川桟橋)
アホ(青森桟橋)
JHK(電電公社・今のNTT)
・海上局 青函連絡船(ローマ字は局名)
トウマ(洞爺丸)JBEA
タセマ(大雪丸)JTBP
ロセマ(第六青函丸)JWNT
ハセマ(第八青函丸)JECA
トイセマ(第十一青函丸)JLLW
トニセマ(第十二青函丸)JWEZ
イシマ(石狩丸)JWSZ
キミマ(北見丸)JQGY
トカマ(十勝丸)JGUD
オシマ(渡島丸)JDZQ
ヒタマ(日高丸)JQLY
・海岸局(その他)
第六真盛丸(JKJC)
LST546号(NEHE)
巡視船おくしり(JPOE)
・用語
SOS(緊急遭難信号)
ハイツ(抜錨)錨を上げる事
チミコ(着予定時刻)
タナ(電報番号)
CP(連絡船各局呼び出し)
テコナ(港内模様)
ヨロ(宜しく)
QRT(送信停止)
QSL(受信証)
QRX(後刻呼び出し)
QSW(変波)
テケミ(天候見合わせ)
R(了解)
QRU(通報なし)
AS(待て)
QRN(空電あり)
QUM(遭難信号解除)
コセ(故障)
ムセデワ(無線電話)
ウナヘ若しくはウナヘマ(返答待つ)
NO ANS(応答なし)
PSE
1954年9月26日 函館港
17時
10 ハコ⇒イシマ
大雪丸は1720(時間)頃沖出する。
28 アワ⇒ヒタマ 着岸の件
28⇒30ハコ⇒イシマ
タナ432(号)天候見合わせ停泊船位置ロセマ・トイセマ・キミマ・トウマ・ヒタマ
30 アワ⇒ヒタマ 着岸の件
30 ハコ⇒イシマ
貴船は2岸に着岸客貨陸揚げの上1900沖出し予定
33⇒34ハコ⇒イシマ
タナ434・そのまま2岸に着岸されたし(風速)S(南)10mC 1900沖出し予定
40 ハコ⇒ヒタマ 着岸の件
49⇒50イシマ⇒ハコ
ハイツ1745 チミコ1825
54 アワ⇒トカマ 各船位置の件
18時
05⇒06ハコ⇒トニセマ
タナ435 函館(港)北口青灯竿1750消灯せり
08 ハコ⇒トニセマ
30便就航について着岸予定知らせ
12⇒14トニセマ⇒ハコ
イタリー船が本船の錨の上にある模様、本船揚錨不能
14⇒15ハコ⇒イシマ
テコナS15~18m突風時々20~25m
22⇒24ハコ⇔トニセマ
イタリー船走錨しつつあり各船に連絡方ヨロ、貴船30便未決定、決定次第知らす。
23 トウマ⇔アワ
テコナ知らせ SSW20~25m突風32m
51 ヒタマ⇒アワ
ランチ(タグボート)派遣の件
19時
00⇒00トウマ⇒ハコ
遅れ4便トウマ1839発
00⇒03ロセマ⇒アワ
イタリー船走錨ブイひけて本船に接触の恐れあり善処タム
01⇒02ハコ⇒トウマ
CALLするもNO ANS
02⇒04タセマ⇒ハコ
港内狭いので港外に転錨予定
07⇒09キミマ⇒タセマ
貴船動向知らせ⇒本船港内狭いので港外に転錨予定
13⇒14ハコ⇒トカマ
1850投錨。葛豊支灯台より62度3.3マイル
19 アワ⇔ヒタマ ランチ派遣の件
19 アワ⇔タセマ ランチ派遣の件
19 アワ⇔ヒタマ ランチ派遣の件
19 トウマ⇒アワ
1901灯台より300度8.5ケーブルに投錨
23⇒24ハコ⇒トカマ タナ20 石炭要求
25⇒26ヒタマ⇒アワ
イタリア船走錨接近す、ランチ頼む
28 ロセマ⇒アワ
イタリア船走錨接近す、ランチ頼む
29 ロセマ⇔アワ
ランチはどうした?⇒ハコより手配中
30 ハコ
53便トカマ遅れ4便トウマ、テケミ投錨位置の件(CP)
32 トニセマ⇔アワ イタリア船の件
37⇒38ハコ⇔トイセマ QRX
38 アワ⇒ロセマ
強風の為ランチ派遣出来ずヨロ
39 アワ⇒ヒタマ
強風の為ランチ派遣出来ずヨロ
43 キミマ⇔タセマ
貴船の模様知らせ⇒NO ANS
44⇒45ハコ⇒ロセマ QSW
49⇒50ハコ⇐ハセマ
1910S防波堤灯台より50度1100m投錨テケミ
49⇒50ハコ⇔トイセマ
トイセマ応答途中にて感度なし
53⇒54ハコ⇒トカマ
53便トカマ葛豊支灯台より真方位62度3.3カイリ投錨テケミ、オクレ4便トウマ1901函館防波堤灯台より300度、8.5ケーブルに投錨テケミ念
56⇒57ハコ⇒タセマ 同上
56⇒57ハコ⇔トイセマ
タナ438QSL?⇒停電に付後で受ける。(第十一青函丸最後の通信)




