第九節 激励
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その他は、普通の記載の方法と同じです。質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。出来る限りお答えします。
翌日零夜は彼のお父様に呼ばれ書斎の前にいた。
かなり早い段階でもう一度呼び出されるのは零夜自身初の出来事であり、非常に緊張している様子だ。
コンコン
「失礼します、お父様お呼びでしょうか。」
と礼儀正しく書斎に入った。
最初はかなり強ばっていた顔も彼のお父様を見て少し弱まった。
理由はと言うと彼を見た時非常に笑顔であったからだ。
あんなにも笑顔なのは見たことがないそうだ。
「お、零夜か。まあそこの椅子に座るといい。」
いつもなら永遠と立たさせるのが彼のいつものやり方だ。
しかし今回は何故か椅子に座らせて貰えるようだ。
彼の書斎は彼自身の机と椅子があり、その目の前には客間のような黒いソファーが二脚と机が1台ある。
今回はその黒いソファーに腰掛けて良いそうだ。
そのソファーに座ること自体初なのでかなり緊張している。
ゆったりとソファーにおしりを着地させるとそのまま体が落とし穴に落とされたかのように座った瞬間体が沈みこんだ。
しかしそのソファーは沈みこんだだけで終わるのではなく体が押し返された。
そのまま適度に沈みこんだ位置に定着をした。
その時の感覚は非常に良くそのまま寝てしまいそうな程の良い感覚だった。
そして目の前に彼が座り膝の上に掌を乗せて前のめりになって、
「零夜よ、よくやった!!」
ととてつもなく大きな声で言われた。
鼓膜を突き抜く程の力はなかったものの耳で甲高い音を響かせている。
「え、あ、ありがとうございます」
すごい衝撃のあまり戸惑ったまま返事した。
他者から見るとかなり適当な返事のようにみうけるかもしれない。
しかし、彼にとっては発狂必至の朗報なのだ。
『霊峰不動産』、前回話した通り右に出るものは居ない財閥級の企業なのだが、そんな彼にも頭の痛い話というのは存在するものだ。
それが『環境保全保証理事会(以降環保理と呼ぶ)』である。
建物建設するという行為自体しばしば環境破壊に繋がる。
例を挙げるなら開墾作業だ。
全体が森で囲まれたこの世界。
人類が生きていくにはどうしても森を開拓(開墾)する必要ながある。
そのためどうしても環保理に引っかかるというわけだ。
なのでこの環保理にはよく指導をされたものだ。
しかし、それ名義で些か重い罰を与えられたことがある。
最初のうちは指導程度だったものの次第に罰金を課せられたり、営業1部制限などされた。
また最終的には開墾した土地を譲渡させるよう命令を下されたりと、常識の範疇を超えた罰金などと罰はエスカレートした。
罰が重すぎると訴えても実際悪はこちらにある。
そのためその訴えが退けられることが全てだった。
訴えが効かないなら実力行使をすれば良いとはいえない。
なぜなら環保理自体世間的には神みたいな存在だ。
この世界で最も大切な自然を守ることを最優先で行っているのだ。
そこから捕まえたものも多く存在する。
余談だが、零夜がよくお世話になるのはこの環保理であり、こういうことが多くなって以来、罰金額も跳ね上がったそうだ。
そのため環保理に戦いに行くなど馬鹿も甚だしい。
なのでこの状況が長く続いているというわけだ。
しかし、こちらが完全に負けた訳では無い。
実は環保理の中には警察的役割をするものと、犯罪者的存在もいるということがわかったことだ。
この犯罪者的存在というのは予測としては知名度をあげるための糧みたいなものだろう。
確かに初期の頃真新しい理事会なのにやけに高いとはよく言われていた。
それを促進したのはその犯罪者的存在のおかげであったのだ。
そのためそれらを検挙することで環保理の知名度を下げて罰金等を免れようとした。
しかし彼らは守りがかなり固く目立った行動がイマイチ見受けれなかった。
そのため先に言ったことはなかなか実行に移すことは困難だった。
しかし今回初めて捕まえることに成功した。
それは目標達成の為の大きな難関の突破であり、革命的なことである。
そのための激励である。
その後は他愛もない世間話をして終わった。
その世間話も零夜にとっては初めてレベルの話なのだがそれはまた別の話である。
零夜と静夜 第九節 激励 fin.




