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零夜と静夜  作者: 達也


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第四節 街歩き

※ コメントについて

コメントでの誹謗中傷はおやめ下さい。まじでだれも得にならん。寧ろ損。なのでおやめ下さい。ミスの指摘は、お待ちしています。修正します。作品の評価コメントはお待ちしています。参考にさせて頂きます。応援コメントは、してください。まじでモチベ上がるから、お願い!


※記載上の注意

① " はその人が思っていることを示します。基本的には、その作品の主人公(今作なら零夜君)のことを示します。違う場合もあります

② ' はその人のセリフ中に小声で何かを言う時に使われます。(言葉で表すなら、「✧✧と、呟いた」となるのかな)

③「「」」(多重鍵括弧)重なってる鍵括弧の数に応じて同時に喋ります。

その他は、普通の記載の方法と同じです。質問等ありましたら、遠慮なくどうぞ。出来る限りお答えします。

翌日、零夜は零夜の父『霊峰冬弥』に呼ばれ書斎にいる。


その内容というのは、



「零夜、お前禁止区域に何度も足を踏み入れたようだな。」



と『禁止区域』侵入に関することだった。


当然反省すべきことであるが、これで叱られるのは数回目とかの話ではない。


数えるのも飽きるほどに話されている。


そのせいか、もう既に反省の色は伺えなくなっている。


だが、反省はしないとまたその事について叱られるので器用なことに見た目は反省しているように伺えるようにはなっている。



「はい、お父様。深く反省をしております。」



「お前はそのことを何度言うつもりだ?それを言ったところで反省もしてないだろ」



しかし、冬弥様は鋭いようで上っ面というのはわかっているようだ。



「と言われましても、私は深く反省をしているつもりです。」



「その割には何度も侵入しているように見えるが」



「それは...」



論破されたようで返事ができなくなっている。



「...まあ今回の件については追求はしないでおこう」



「え、それは何故ですか?」



いつもなら例に漏れなく叱られ、罰則を与えられる。


しかし、今回はしなくて良いみたいだ。



「お前は先日精霊使いを確保したみたいだな。あいつらは俺も土地を荒らされて良くは思っていなかった。だから今回は目を瞑ることにした。もう帰って良いぞ」



「分かりました」



とあっけなく叱責の時間が終わったのだった。


"しかし、零夜のやつ。あの『冥王精』のボスを確保したとは。さすがは千夜の息子だな。"


と思いを馳せるのは冬弥様だ。




一方零夜の方は、


"あの人たちお父様に嫌がらせをしていた方でしたか。"


嫌がらせを受けていたこと自体は把握していたようで納得という顔をしていた。



「しかし、もうこの時間では歩きに行けないから今日は街を歩くとしよう。」



時刻は昼をすぎたところである。


零夜の歩行速度では到底間に合わないだろう。


そんなわけで現在歩いている最中である。


街並みは異世界転生とかでよく見る中世ヨーロッパのレンガを中心とした建物の作りになっており、金属や木造のものは建物としては見当たらない。


中央に目を見やると一際目立つ建物がある。


この街のシンボル的存在でもあり政治の中心地であるのが中央にある建物だ。


端から見ても大きさがよく見え、建物自体は周りのレンガ造りに対してベルサイユ宮殿のような真っ白な建物で形まで似たように見える。


そこでは政治や裁判など内政を全て司っている。


歩ここで歩いているとどこからかいい匂いがする。


左を見ると豚の串焼きの屋台がやっているのを見受けられる。


しかしにおったのはこの匂いではないと周囲を見回す。


鮮魚店、青果店、生花店、うなぎ屋。


うなぎ屋の方を見た瞬間この匂いだとわかった。


近づくと間違いなくその匂いだと理解した。


「匂いだけでご飯3杯食べれる」という笑い話もあるが、肉にも勝るようだ。


食べるか迷うが昼食を食べたのはつい2時間前である。


無駄な買い食いは太る原因にもなりうると思い立ち去るのだった。


その後ろ姿は悲しさと後悔に満ちていた。


余程いい匂いだったのだろう。




さて気を取り直して歩いていると声が聞こえた。



「さぁさぁ始まりますよ!」



何があるのかとその辺に行くとそこには野ざらしの闘技場があった。


その上には2人の男がいた。


彼らは左右に別れており、左側には筋肉質でボディービルダーと見間違えてもおかしくないほどの筋肉を誇り笑顔を絶やさず出していた。


もう一方には気弱そうでとても今から戦うとは思えない雰囲気だった。


見る限り決着は着いたも同然の差だった。



「では決勝戦!レディー...ゴー!」



という声ともに筋肉質な男は颯爽と殴りにかかった。


しかもかなりの速度を誇っており、一般人には認識が困難なレベルだった。


これは勝負があったと誰もが思ったその瞬間、気弱そうな男の前で拳は何科に阻まれ止められてしまった。


そしてそのまま弾かれてしまった。


観客である一般人からすると何が起きたのかよく分からないのが実情であろう。


しかし、精霊使いである零夜からすると、


"ほう、『精霊の具現化』ですか。かなりの高度な技を使いますね。"


と淡々と回答ができるようだった。


『精霊の具現化』というのはいわゆる一般的な精霊召喚である。


しかし、精霊召喚とはまた違う点がある。


精霊召喚というのは代理で能力を行使してくれたりする仲間を呼ぶことである。


しかし、精霊の具現化は能力の行使はもちろん、物理攻撃もできるようになる。


練度が上がれば上がるほど具現化及び召喚は他者に見えるようになる。


しかしまだ練度が低いようだ。


それがゆえ周りにはなにかに弾かれて消えたという認識になったのだろう。


もちろん筋肉質な男にも見えるわけがなく、殴りにかかっては弾かれを繰り返していた。


しばらくだった後、拳を弾いていただけの精霊が腕を上にあげた。


筋肉質な男は自分が宙に浮いているという感覚になっているだろう。


そしてそのまま投げ飛ばされて場外アウトとなった。


筋肉質な男が浮き上がった時にはもう観客は唖然としていた。



「ゆ、優勝h、、」



と言い切り前に移動をしていた。


本日の夕食は早いと聞いていたのでは早めの帰宅である。


そして帰って見たら、



「お坊ちゃま、本日はうな重でございます」



「!?」



かなり冷静を保ちつつクール系だった彼がかなり驚いた様子だ。


この辺りでうな重というのはあの店しかないのでほぼ確定だろう。


この後、今までにない笑顔でうな重を食べたそうだ。




零夜と静夜 第四節 街歩き             fin.

            次回


なんというかおぼっちゃまあるあるな気がしてたまらないのだ。


          10月30日投稿予定

           お楽しみに!

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