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私は第3王子である、イール・シーズンズ様の婚約者でした。

この方は、勉強をサボるだけではなく街に出ては女性とお遊びになられるという…本当に屑の様な方でした。

それこそ、街中に彼の子がいるのではないかと言われるほどです。


しかし、例えこの方の血を受け継いだ子供だとしても王家としては認める訳にはいきません。

簡単に言うと女性は泣き寝入りするしかなかったのです。

泣き寝入りされる方が多い中、

【私は愛されていて他の方とは違う】

と自信があった方は、王城に来られて国王陛下に、そして彼に直訴されてたみたいです。


直訴された方の末路はと言うと、子供は奪われ女性自身は王子の玩具として城の奥に閉じ込められたのです。

城の奥で亡くなられた方は数知れず…。

しかし、相手は王族。

大切な家族を失っても、何もできず今度は家族が泣き寝入りするしかなかったのです。


彼女達の子供は、全員孤児院に入れられてます。

生きているだけマシなのかもしれません。


王子の子供を産んでしまったら、王宮に閉じ込めれるらしいと街で噂になったと同時期ぐらいでしょうか?

王子の子供を黙って産んだ女性が、子供諸共殺されるようになったのは…。


自ら名乗り出ても待っているのは死にたくなるような生活、逃げたら殺される。

本当に地獄ですよね。


軽い気持ちで王子との逢瀬に応じた彼女達にも非はありますが、命を何だと思っておられるのでしょうかね?

あのバカ王子は。


なので私にとって、婚約破棄は喜ばしいことなのです。

やっとこの国から逃げ出せるのですから…。


この国のトップにおられる方々は、腐りきっていますからこの際少しだけ国民の為にこの場を借りて、その権力を削らせて頂きましょう。


さて…最初は誰から罰を与えましょう?


本来なら、元婚約者様からいきたいところですが、元婚約者様の事を罰した瞬間、この裁判を閉じられてしまう可能性があります。


一応腐った仲間のブレーンである宰相様から退場していただくことにしましょう。


私を裁判にかけた時点で、賽は投げられたのです。



皆さま、私と楽しく踊ってくださいませ?

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