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水巫女はハレムで溺れる  作者: 愛月なみ
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プロローグ

 杏菜はむしゃくしゃした気分のままに乱暴にガシガシと髪を洗い、体をあらい、ざぶんと1人暮らしの浴槽に身を沈めた。


 友達3人と就職内定祝いの女子会で、楽しく飲んで食べていたけれど、内定先の話から彼氏の話にかわり、そして夜の話へとかわり……


「アンナはまだなんだよね」

「学生のうちはいいけど、社会人で初めてってヤバくない?」


 あわてて別の友達が、そんなことない。と意見してくれたけど、結局メンバーの中で男性経験のない子は自分しかおらず、えへへ、と笑うしかなかった。


 私だって彼氏がいたことはある。

ただ、とてもとても奥手な彼氏で、彼からのアクションを待っているうちにそういう行為の前になんとなく別れてしまった。


 それから、なかなか彼氏ができず。


 気づいたらキスはしたことあるけど、そこから先は……な状態だった。


 大事に置いてたわけじゃなくて、機会がなかったのよー!!


 次に彼氏ができたら、待ちの姿勢じゃなくて少しは自分からいかなくちゃ!!


 あぁ、でも、皆がいうように、社会人で経験なしって重いかなぁ……

 彼氏ができてひかれたらどうしよぅ……


 ぐるぐる皆との会話、奥手だった彼氏のこと、色々考えているうちに、頭が痛くなってきた。


 一人暮らしの部屋にしては広くて深い浴槽に頭までとぷんと浸かる。


 何も聞こえない。


 まわりは温かいお湯だけ。


 目を閉じてお湯につかっていると、浄化されていくような気持ちになる。


 むしゃくしゃした気持ちも解けてなくなっていくような……


 水から顔をあげたとき、見える景色がかわってしまうことなど知らず、私は息が続くまで、一人静寂な水の中につかっていた。

 

はじめまして、こんばんは。

楽しく読んでいただけたら嬉しいです!


アルファポリス様で先行投稿中です。

なろう様ではある程度まとまってから、必要と思ったら改稿後にまとめ投稿予定です。

続き気になったよ!という方はよければアルファポリス様で読んでいただけたら嬉しいです。

(画面下にリンクはっております)

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