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掌編小説集9 (401話~450話)

石と猿

作者: 蹴沢缶九郎

一匹の猿が、足元に転がっていた美しく光り輝く石を手に取ると、不意に遠くに投げた。その行動に特に意味はなかったが、あえて言うなら暇を潰す為である。

それを見ていた仲間の猿達も、真似をする様に足元に転がっている、大小様々な色の石を投げ始めた。やがてその行動は、「仲間より、いかに石を遠くに飛ばすか」、といった遊びになり、猿達はその遊びに夢中になった。

それからしばらくして、空腹に気付いた猿達は石投げを止めて、バナナのなる木へと移動していった。


桃太郎のお供として、鬼を退治した褒美に与えられた金銀財宝も、腹の足しにもならなければ無価値のようだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 猿にはキビダンゴ一年分かな(^^♪。おつきが、カラスだったら、よろこんで光る石を受け取ったと思います。
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