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eight trial  作者: 鶯豆
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初めての魔法!!

まずは、外に行くことから始めよう。

アンバーに街に行きたいと言ってみた、するとアンバーは「あら?気が変わったの?じゃあ明日街に行ってみましょう。」との事だ。確かに怖いのだが、なぜだろう、少しわくわくする。(子供になったから好奇心旺盛になったのかな?)と、そんなことを思いつつ、その日は就寝した。


翌日


今日は始めて街に行く。街なんて前世を入れても久しぶりだ。ちなみに今回は夕食の買い出しにいくらしい。

「アイザックー行くわよー」

「はーい」

一体何が売っているのだろうか。

道中アンバーは「フィリップスの街はここら辺では一番大きな街なのよ」と説明してくれた。始めに商店街の様な所を訪れ、街を大きく一周してきた。この街は広いと言っても子供の足で回れる程度だ。ときどき露店があり、飴の様なものや、カステラのようなものもあった。

ちなみに砂糖は高いらしくカステラはあまり甘くなかった。

さて、やはり街に出るだけじゃ不十分だと思う。子供の内から体力トレーニングや筋トレを始めてみた。やっぱり体力は大事だからな、前世では、運動神経はある方だった。50メートル走も7秒台である。

この体も同じなのだろうか?


今日はいよいよ5歳の誕生日だ。この世界では5歳と15歳は特別な日らしい。俺にとっては魔法を教えてもらえるという方が嬉しかったが。その日の誕生日会の事。

父:エイデン「今日でアイザックも5歳になるのか…大きくなったな〜」

「えへへ、ありがとうございます」

「そうね、今日から魔法も教えてもらえるものね」

「それでだ、アイザックこれは誕生日プレゼントだ。」

「わぁ、青いローブじゃないですか!ありがとうございます!!」

「それには魔法を補助する機能もある。大事にするように。」

「はい!」

へぇーそんな効果もあるのかこのローブ一体どうやって作るのだろう。

「それで魔法の稽古だが、明日から始める。」

「分かりました」

魔法かぁーロマンだよなぁ!

火の玉とか撃てるのかな?


〜翌日〜

俺は貰った青いローブを身につけ、野原に父と共に行った。

「父さん、お願いします。」

「うむ、まずはお前の魔力を調べる。

そもそも魔力とは、人によって違う。」

「そうなんですか?」

「ああ、そもそも魔法には系統がある。火 赤

水 青

大地 茶

電気 黄

闇 黒

光 虹

そして魔力の属性によって使える系統が決まる。ちなみに俺のは水だ。」

「どうやって属性を調べるのですか?」

「簡単だ、俺は魔法使いだからな、そのぐらい分かる。両手を俺のまえに向けてみろ。」

「こうですか?」すると、エイデンは、 俺の手を掴み何やら呟いた。瞬間手のひらを白い光が包んだ。

「それで父さん僕の属性は何だったんですか?」

「珍しいな、無色だ」

「えっ?」

「無色はなその名の通り何も属性が無い。だからどんな魔法も使える。」

「やった凄いじゃないですか!」

これで魔法使い無双まっしぐらだ!!

「世の中そんなに甘かねぇよ」

「え?」

「言ったろ?属性が無いんだ。つまり色が無い。なんの魔法も撃てない。」

「そんな...」

「大丈夫だ、色がないだけで付けてやれば一時的に使える。例えば俺の魔力を注げばお前は一時的だが水魔法を使える。」

何とも言えない。とりあえずあまり便利では無さそうだな。

「次にお前の魔力総量を調べる。」

「そこまで調べれるんですか!?」

「ああ、簡単だ魔力が持つ限り空に魔法を打て。魔力が切れたら酷い疲労感が出るからな。」

「あ、そうですか。」

「とりあえずお前の魔力を青色に染めるそうだな、あの岩に向かって手を向けてこう言え。スプラッシュと。」

「分かりました」

父の魔力が少し注がれた事を確認し、俺は岩に向かって呪文を言った。

「スプラッシュ!!」

瞬間手のひらからとてつもない勢いで水が出たそして驚く事に目の前の岩が粉々に弾け飛んだ。

「ストップだ!!ストップ!!」

そんな事言ったって止め方を知らない。

今も尚水は勢いよく出ている。

やがて、水が止まった。とんでもない疲労感と湖がそこには残った。







また、知らない天井...ではなくローズブレイド家の天井だ。

確か、魔法を撃ったんだったよな...そして止められなくてぶっ倒れたんだ。

「あら、アイザックが起きましたよー」

「大丈夫か?アイザック。」

父がすぐに飛んできた。意外と心配症なのだ。

「父さん一体何が...」

「いいか、アイザック。お前の魔力総量が多すぎたんだ。お前の魔力総量は尋常じゃない。」

「あら、アイザック凄いじゃないの!!」

「確かに凄い、いや、凄すぎる。その力は。」

「そんなに凄いんですか?」

「ああ、これでも父さんは国の魔法使いでも魔力総量が多い方だ。その父さんの何倍も、いや、それ以上の魔力総量をお前は持っている」

なん...だと?そんなに凄いのか俺。でも、無色だしなー。

「これは、あのeight trialにも匹敵するかもな!」

「本当ですか!?やりましたね!アイザック!」父と母は、とても喜んでいる。

「あのー?eight trialって何ですか?」

「ああ、言ってなかったか。eight trialとは、太古の昔に産まれた、世界の試練。一つの試練につき一人のガーディアンがいるそいつら全員を倒す事が出来れば、

その者は、全知全能となる。と言う言い伝えの存在だ。」

そんな奴らがいたのか、初耳だ。

ん?待てよ今全知全能になれるとか言ってた?じゃあ俺がこの世界に来た理由もわかるんじゃ?

よし、決めたeight trialを倒そう。

そしてこの世界に来た意味を見つけてやる。

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