表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/47

定番

前回までのあらすじ

アンニカさんの探し物が見つかった(ただし探し物は力の塊で大量に分裂中)

私たちの旅はまだまだこれからだ

「きゃーーーーーーー」


どっかから悲鳴が聞こえてきました。

いえ、嘘です。

どこから悲鳴が聞こえてきたのかもそこで何が起こっているのかも魔物の目を通して見たから知ってます。

まあ、テンプレです。

いかにもでござい、といったテンプレです。


道を歩いていたら前方から悲鳴が、駆けつけてみるとそこにはならず者に襲われてる馬車が、

さあ、あなたはどうしますか?


といった感じのテンプレが転がってます。

ちなみに言うと道のすぐ外は森で、道が曲がりくねってるのでこちらから相手は見えませんし、

相手からもこちらは見えないという状況です。


さて、私たちには二つの選択肢があります。

助けに行く、放っておく。この二つです。

一応盗賊たちに加勢するという選択肢もありますし、そこからさらに派生してならず者たちとつるむ、

ならず者達も倒してアジトを強襲、馬車の中の荷とアジトの宝を一気に手に入れるというのもありますが、

盗賊に加勢するという選択肢は私が選ぶことは絶対にないから、

可能性がないのを選択肢と言わないので除外しています。


さて、放っておいてもいいのですが相手は王女です。

確か帝位継承権第三位でしたか。

ああ、王女だからこそ放っておくという手もありますね。

確かシュペーレ・トゥレス・ヘルミオネ・アレイシア・マクシーン・モニカ・マジーア・イスナーニ・ソーン・イル・サーシー・セクス・フィラ・フィーアといったかなり長い名前でしたか。



内容的にはシュペーレ(シュペーレ帝国帝室を表す苗字)、トゥレス(帝位第三継承権所持)、ヘルミオネ(公人としての名前)、アレイシア(個人の名前)、マクシーン(魔術名)、モニカ(洗礼名)あとは称号といった感じです。


だから普段はこの王女の普段の呼び名はアレイシアです。

この世界の人の名前が同じくこんなに長いというわけではなく、

高位貴族、帝室などの上流階級の人の名前が長いのです。

それでも普通はここまで長くなりません。

高位貴族だとしても苗字、公人としての名前、個人の名前、の後に魔術名、洗礼名、はつくかどうかです。

洗礼名は高位のものしかつけれないので中流、下級だと

それをつけれる財力、権力を持つものはそこまでいないのでないことが普通です。

魔術名は偏屈で変わり者で変人な魔術師の中でさらに変わり者なこれまた高位の者しかつけれないので、

これがついているものも稀ですし、魔術は極めようとすると何かとお金が大量にかかるので、

魔術名を持っているものもそう多くありません。

それと称号は国内でだいたい五本の指に入らないと名乗ることができません。

この王女はそれだけたくさんの分野で称号を名乗れる存在、つまり天才なのです。


それだけ優秀で、おまけに容姿もよく、性格もいいといううわさから国民からの人気も高く、

第三継承権保持者にもかかわらず、次の皇帝はこのアレイシア王女だという話が出るくらいの人物です。


そして当然それを快く思わない人物はいるわけで、今回襲われてるわけです。

今襲ってるならず者たちの装備はバラバラで質の悪い(もしくはそう見える)ものばかりですが、

ならず者たちの動きを見れば明らかに素人でないことが分かります。

おそらく動きからして第一継承権保持者の王子の所の刺客でしょう。

あそこが抱えてるこういう裏仕事をする組織の流派、えーっと、即殺流とかいう流派の動きっぽいですし。




どうしましょうか。

政治的な動きに巻き込まれるのは面倒なんで嫌なんですけど。

【アンニカさん、どうします?襲われてるの王女なんですけど助けます?】

色々考えているうちに王女の方が劣勢になってきたのはあまり気にせずアンニカさんに相談します。

「ちょっと待ってください」

そう聞くとアンニカさんは少し考えてから、目をつむりました。

たぶん辺りを探しているのでしょう。

アンニカさんはアンニカさんが探しているものを感じることができるのですが、

集中した方が精度や範囲があがるため、時々こうやっていました。

今やる意味はあまり分からないのですけどね。

もしかすると王女の事など関係なしに探し物を見つけたのかもしれません。


「すみません、その王女達はどっちの方にいるんでしょうか?」

【あっちです】

聞かれたのでとりあえず王女達がいる方を指さします。あっ、護衛が一人やられた。

「それでしたら私の探し物も同じ場所にあるかもしれません。

 とりあえず近づいてみていいですか?もしかするとあるかもしれないので。」

【そういえばアンニカさんの探し物が入って特別な力を持つのだとしたら、

 そういう物は貴族とか帝室が持っててもおかしくないですよね】

「そうですね。じゃあ、行ってみましょうか。」

【はい】

私たちは特に急ぐことはないので歩いていく事にしました。


ああ、けど一応手を打っておくことにしましょうか。

まあ、気休め程度ですけど。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ