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シークレットタイム

縛られ、集められた俺たちの前で一人、一人と拷問を受ける。

拷問を受けている者がこと切れたら次のものへ。

女は無慈悲に、非情に、何のためらいもなく拷問を進めていく。

いつしかその場にいる者たちは思う。死にたい、と。

仲間が目の前で悲鳴を上げ、助けてくれと叫ぶ。

しかしそれを助けることはできず見ている事しかできない。

拷問が始まった最初のころは女に拷問を止めろ、仲間を助けてくれ、

と訴えたものがいたがその者が次の拷問の対象に選ばれたことからもう女を止めようとする者はいない。

声を上げれば拷問の対象に、声を上げずともそのうち拷問の対象に選ばれる。

楽に死のうと舌を噛み切ろうとした。しかし体の自由がきかないのだ。

なぜ、と思っている間にまた一人、拷問されているうちにこと切れた。

女が次は誰?とでもいうように広場を見渡した。











今日は厄日だ。

いや、厄日というより命日か。

そう思っていたが、女からある提案が出た。

どうやら命だけは助かるようだ。命だけは。

内容をまとめると女の奴隷になれという事だった。

女はある人物を探していて、その人物を見つけるために人海戦術を使いたいそうな。

それが終わったら好きに生きればいい、という事だった。

ただし終わった後もいろいろと制約があるようだった。

悪いと思ったことをするな、というものだった。

どっかの宗教家か?と思ったがそんな甘いやつではなかった。

古の魔法で悪いと思った事をできなくなるようにされるらしい。

こっちは好きで盗賊をやっているわけではない。

他にも自分の事をばらすなとか色々あったが、

悪いと思ったことをするな、というものに比べれば全く問題ない事だった。

それに俺たちは当然反発した。

俺たちは生きていくためにわざわざ盗賊という状態に身をやつしているのだ。

今更まっとうに生きていく事ができるわけがない。

そうしたら女は別に提案を受けないでいいといった。

そして拷問が再開した。

拷問の途中で提案に乗る、と叫ぶも、その拷問は終わらなかった。

そして拷問されていた者がこと切れたあと、もう一度提案された。

皆が提案に乗るといった。

その中誰かが拷問の最中に提案に乗るといっただろう、と女に文句を言った。

文句を言ったやつは拷問された。

もう俺たちに逆らうだけの気力はなかった。

盗賊ができなくなってもすぐに死ぬわけでもないし、最悪死ぬだけだ。

しかし今断れば苦しみながら死ぬ。

俺たちは提案を受け入れた。

くそっ、魔女め。


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