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お風呂

「はあー、怖かった。」

シャーりーさんが思わずといったように声を出した。

その声はかなりリラックスしたものだ。


私も湯船につかって体がポカポカとしている。

私の体は子供並みにちっちゃいからシャーリーさんのひざの上だ。

後頭部にはやわらかいふくらみが当たってる。

ふむ、これに興奮しないっていうことは私の前世は男だった可能性が低くなったね。


「ごめんねー、お母さん怖かったでしょ。」

私は首を横に振る。

怖かったけど私が怒られてたわけじゃないし。


「あははー無理しなくていいよ。

 私もちっちゃかったころはよく怒られて泣いてたもの。」

ほんとに大丈夫だったんだけどなあ。


そんな感じにシャーリーさんとまったりと会話(私は首を振るだけ)をしてると、

シャーリーさんがまじめな感じの声を出して言った。


「あのね、あなたの声がなんで出ないのかはわからないんだけど明日には神官さんに診てもらうからね。

 きっと神官さんがどうにかしてくれるよ。

 回復魔法だって解呪だってお手の物なんだから。」

うーん、この声が出ないのってダンジョンマスターに声帯がないっていうだけかもしれないけどね。

まあ神官さんには期待しておきましょう。

このまんまでもシャーリーさんにかまってもらえるからいいけどやっぱりコミュニケーションと言ったらお話しだもんね。


とか考えてたらお風呂でポカポカしてるので眠りたくなってきました。

睡眠をとる必要こそないものの眠りたいという逆らい難い欲求は依然としてあります。

私はシャーリーさんに抱かれたままうつらうつらとし始めました。


「ああ、ごめんね。難しかったよね。

 ってここで眠るわけにはいかないからお風呂からあがっちゃおっか。」


私はもう半ばねむったところにですのでほとんどシャーリーさんの言うことは聞こえてませんでしたがなんとなくでこくんとうなづきました。


そんな私をシャーリーさんは笑いながらよっこいしょって持ち上げてお風呂から出ていきます


よっこいしょっておばさんくさいなあ



そんなことを思いながら私の意識は本格的に眠って行ったのです。



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