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夏生詩集2

こんにちは、さようなら

作者: 夏生

こんにちは、はじめまして、と

挨拶するのに


それでは、さようなら、お元気で、と

別れるの言葉は交わせない

返ってこない



腹を立てた

腹が痛い

腹に持っている

から?


今日は大好きなドーナッツを

食べたよ!

は書けるのに?


怖い

気にくわない

面倒くさいから?


あいつ、ムカつく

しね!

とは、書けるのに?


はい、これ、あげる

と、優しい言葉

楽しい言葉をくれたのに


やっぱり返してよ

と、私から丸ごと奪っていった


これも個人の自由だ


自由の中には責任と決断が

あるんだよ

とは、自由を求めすぎた

登山家の言葉


せめて

さようならを

せめて

ありがとうを


鳥だって

去るときは

跡を濁さないのだから







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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは。 サヨナラが返って来ないのは本当にきついです。 ひとつの責任やけじめとして伝えますが、返ってくることが少ないので。 引っ越しなどで仕方ない事情のときは時間がなかったのかな、とあ…
2014/01/12 20:25 退会済み
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