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07

「――――ッ。」


家の中。彼女はフワフワのベットの上で、同じくフワフワの布団を頭から被って小さく丸くなる。


時折鳴る鈴の音。それは訪問者の合図。


訪問者は日焼けをした少年。彼は彼女のFA(個人エリア)出たり入ったりを繰り返していた。







「もうやめてあげたら……?チリチリうるさいし……。」


一緒にいる若葉マークの少年は困り顔。


「でもよ、ここから出してもらうにはこうするしかなくねぇか?」



彼らがいるのはタテヨコ50cm程の幅しかない狭い空間。四方は鉄格子で囲われている。

その中に少年体型とはいえ男二人。色々な意味で危ない気もする。









「ハクさーーーん。」


若葉マークの少年の言葉が()()()


「この人たぶんしつこいタイプなので、開けてもらえるまで続けると思いますよー。」


つい視界に入ってしまった会話ログに眉を顰め、目をぎゅっと閉じて耳栓をした耳をさらに手でふさぐ。

そうやって彼女は、彼らが諦めるまでフワフワ布団に丸まって耐えていた。


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