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04

「……な、何かお困りですか?」


彼女は彼に聞く。


「あ、いや……帰る方法がわからなくて……。」





言われた瞬間に『あれか……。』と、彼女はすぐにピンと来た。


――自分のFAへ帰る方法。

彼女も以前、同じ体験をしたことがあったのだ。






「う、腕にある腕時計みたいなところが《SD時計》って言って、ミニタッチパネルになってますんで……。」


そう言い終えると、彼女はペコリとお辞儀をしてその場から()()()






「はぁ。疲れたー。」


家に戻った彼女は、フワフワのベッドに飛び込み、呟いた。



これはさっきの会話のこと。


誰かと会話をするのすら久しぶりな彼女は、火照った頬を布団に(うず)め、足をバタつかせた。




―――――


―――




それから約1時間後、とあるFAでそーっと身を縮め、初期の状態では必ず生えているある1本の木に隠れて、先程の彼の様子を観察している彼女の姿があった。


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