非日常への光
最後の授業は何事もなく何時も道理進んでいく。
明日香は相変わらず外を見ていて、授業を受けるきはないようだ。
教師もそんな明日香を咎めるわけではなく、ただ少し首を傾げ苦笑するだけだった。
そして、本日最終の授業も終了し教科の教師が出ていった。
「ふぁ〜、疲れたよ〜ねぇ明日香?」
「別に・・・、そうでもない・・・」
瑞希の言葉に素っ気ない態度で返す明日香・・・
そんな中少し騒がしくなるクラス、だが担任が入ってくることによって静になる。
担任がホームルームを始め、配布物等を配りだす。
すべて配り終えると、明日の予定などを話しだしたがそれは放送によってかき消される。
『ああ、ああ、マイクテスマイクテス』
その声はこの学校の関係者の声ではなく、担任を含めクラス全体が頭にクエスチョンマークを浮かべる。
『失礼、この学校の生徒諸君および担任又は担当教科の皆様この放送は聞こえていると思います』
『この放送を聞いたもの達は思ったでしょう、お前は誰だと。』
アナウンスをしている人物はまだ話を続ける。
『私は国家から派遣されたものです、何故私がここに派遣さたか・・・疑問に思うでしょうが細かい話は後程体育館でお話しましょう』
『ということで、皆さん今から体育館にお集まりくださいもしこの放送を聞いて帰宅しようと思っているのなら、おやめなさい学校から一歩でも出たら射殺されます・・・、私は皆さん全員が聡明な御方であることを信じていますよ?では体育館でお会いできることを楽しみにしています』
ブッツと放送が切れると、それまで静まり変えていた教室が騒がしくなる。
「あ、明日香今の何なのかな?悪戯?」
「悪戯?悪戯にしては手が込んでないか?」
少し不安そうに聞く瑞希にたいし、冷静に応える明日香
明日香や瑞希が話していることをクラスの人間も話しだす。
そんな中担任も少し混乱しているのか、おろおろとしだす。
それを見兼ねた颯太が言葉を放つ。
「先生事実確認行った方がいいんじゃないですか?」
「そ、そうだな、先生が事実確認に行ってくるからそれまで大人しく待ってるように!」
そう返事を返し担任は教室を出ていく。
まだ少しクラスは騒がしかったが、それぞれ友人同士で話をする。
颯太に弘美や夕貴も明日香達のそばまでやってくる。「なんか、大変なことになりそうやな?」
「そうだね、なんか大変なことになりそうね」
「ああ・・・」
明日香、瑞希、弘美のどこかぎこちない会話を聞きつつ少し考えごとをする夕貴と颯太。
それから、幾分かの沈黙が流れ気まずくなったところに顔色の悪い担任が戻ってきた。
「皆今から体育館に移動してくれ、先程の放送は残念ながら事実とわかった・・・だから早く移動してくれ」
担任の言葉にクラス全体が静まり返り、皆はまるで固まったかのように動けなくなる。
「いいから早く、動くんだ!!」
それを号令に全員の動きが再スタートする。
全員が急ぎながら体育館に向かっていった。
明日香達は体育館に迎う道中他のクラスの人たちとぶつかりながら進んでいく
そんな中やっとのことで体育館に到着し、中に入っていく
中に入るとそこには3年生や2年生、それに1年生の数クラスそれに教科の教師やクラス担任が集まっていた。
そうして、目の前には黒い服を着た5〜6人の男たちとと先程放送したであろう黒髪の長い女性がいた。
明日香はそれを見ると不愉快そうに睨み付けクラスメートの中に入り込んだ。
それから数分で全学年が集まり、放送をした女性が喋りはじめた。
「お忙しい中皆様お集まり頂きありがとうございます、先程ご説明したとうり私は国家から派遣されたものです」
女は続け様に話す。
「私がここに派遣された理由は実に簡単、日本の子どもたちの学力が落ちている今日この頃、ある日の晴れた日の会議室であることが話し合われました」
「それは先に言ったように
、日本の子どもたちの学力低下問題です」
女は少し笑いながらはなす
「私達大人がどれだけ頑張っても貴方たち子どもが、頑張らなければ学力は上がりません。」
「そこであることが提案されました、それは全国の高校で学力が低いところの一校生徒たちには消えてもらおう!ということになりました」
「調べたところこの学校の学力が極端に低い、という
「ここまで言えばお分かりいただけていると思います、貴方たちには死んでもらう・・・」
その一言に誰もが真っ青な顔をになり、冷や汗をかく。
だが、女はそんなことはお構いなしに冷笑を浮かべながら話を続ける。
「はずだったんですがねぇ〜」
「だったのです?ってことは何かかわったのか?」
女の引っ掛かる言い方に1人の男子生徒が質問する。
その質問にきみの悪い笑みを浮かべながら、答える。
「ええ、そのとうりです・・・実は国家が内密に研究をしていたのがあるのですが、つい1週間前程からそのものたちと連絡が取れなくなったのです・・・」
「何か問題が起こったのは明白、ですが何分国家秘密レベルになりますと迂闊に手が出せない・・・、そこで考えたのがどうせ消すはずだった命ならば、私達の代わりに仕事をしていただこうと考えたのですお分かりいただけましたか?」
女の話が終わると大勢の生徒が、文句を言い始める
それを見て女はため息をつきながら懐から拳銃を取出し、天井に向けて発泡をした。
「選ばれた時点で貴方たちに拒否権や文句を言う権利はありません、それでも文句のあるものは私の前でいって御覧なさい」
女の言葉と行動に完全に静まり返かえる、ただ1人を除いてわ。
「あるよ、文句ぐらい・・・」
その言葉を聞き、その場にいた全員が振り返った。
そこには明日香がいた。
「貴方名前は?」
女は眉をひそめながら質問をした。
「てめぇーが名乗ってねぇーのに、何で俺だけ名乗らなくてはならないだよ?バカかお前は・・・」
明日香はさらに挑発しながら気だるそうに言い返す。
「おやおや、それは失礼・・・私の名前は大蔵静海です以後お見知りおきを・・・、貴方がこの後も生きていればの話ですが・・・で名前は?」
大蔵と名乗った女はは少し冷笑を浮かべながら答える。
「俺の名前は大鳥明日香だ・・・、別に覚えてなくてもいいよ・・・覚えられても気持ち悪いだけだし・・・」
なおも挑発する様子を見て、瑞希や弘美はおろおろと動揺しだし夕貴心配そう見つめ颯太は成り行きを見守っている。
「クスクス、面白い御方ですね貴方には私の手に持っているものが何かお理解できないですか?」
と、手にもっている拳銃をヒラヒラと振ってみせる。
それを見て明日香は鼻で笑い飛ばす。
「ふん、拳銃見せびらかしてりゃびびると思うなよ単細胞が・・・」
そう言いながら明日香は何を思ったか、自分から大蔵の前まで向かいだしたがしかし瑞希に腕を捕まれとめられた。瑞希は明日香を見つめると、視線で行くなと訴えた。
それを感じ取った明日香は腕を剥がすと、瑞樹の頬をやさしく撫でほほ笑みながら言い放つ。
「大丈夫だよ、死にはしねぇーから」
瑞希瞳を潤ませながら見つめ、顔を伏せた。
「大丈夫気持ち悪い面見てくるだけだ。」
そういって、瑞希の頬から手を離し迷いのない足取り
で大蔵の前までいく。
明日香に歩みよられた大蔵は、少し目を見開いたがまだなおも余裕そうな笑みを浮かべる。
「貴方をここに来るように呼んだ覚えはないのですが?何かご用ですか?」
その質問に明日香はバカにした笑みで言い返す。
「用がないならこねぇーよ」
「フフ、面白い子ですねして何のご用ですか?」
明日香の毅然とした態度が面白いのか、尚も笑みを浮かべる。
それを見て不愉快そうに眉間にシワを寄せる明日香。
「いちいち笑うな、気持ち悪い」
その一言に大蔵はピクリと眉を動かすが、すぐに先ほどの笑みに戻る。
「で、用件わ?」
「瑞希にもいったがお前の気持ち悪い顔を拝みに来ただけだ。」
明日香のその言葉に、今まで微動だにしなかった大蔵の後ろにいた人間が懐に手をいれ出す。
大蔵はそれを片手で制すと、笑いながら答える
「そうですか、なかなかの根性していますねでも・・・」
そこで言葉を切ると、大蔵自分が持っていた拳銃を明日香の額に突きつける。
「こんな状態になってもそんな減らず口が叩けますかねぇ〜」
大蔵のその行動に明日香を覗く生徒や教師の顔が青ざめていく。
だが、とうの本人はと言うと・・・
「撃てよ、さぁ撃ってみろよ」
突きけられているにも関わらず、尚も毅然とした態度をとる。
「脅しだと思っているんですか?」
明日香の態度に面白くなさそうにいう大蔵。
「思ってねぇーよ、何でもいいから撃てよ」
「いいでしょう、そんなに撃たれたいならお望みどおりに」
そういいながら、冷静に引き金に指をかける。
明日香以外の生徒と教師は見る見る青ざめていく。
「さようなら大鳥さん・・・」
その一言ともにパーンと乾いた銃声が広がる。
「明日香ぁぁぁ!!」
瑞樹は悲鳴にも近い明日香を呼ぶ。
「何だよ瑞樹、うるさいな」
明日香は大蔵の方を見ながら、瑞樹に返事を返す。
「クスクス、撃たれても怯みもしないのですおもしろいおかただ」
まだ銃口から消えてない煙を見つめながら、笑みを深めながら言う。
「撃つ直前に額から銃口そらされたのわかってんのに、なんで怯まなきゃいけないだよ・・・」
明日香が言ったとおり、大蔵は撃つ直前に額から右頬あたにずらしたのだ。
まぁ、当然右頬をかすめて血はでているが明日香は何事もなかったように大蔵をにらみつける。
「普通は腰ぐらいぬかすものですけどね・・・」
大蔵は目を細目ながら、明日香を見つめる。
「知るかよ、そんな普通・・・」
明日香はめんどくさそうにそう言うと、ため息をつく。
「クスクス、そうですか本当に面白い人だ初めてですよ・・・」
大蔵の何か言いたげな笑みに明日香は、不機嫌に聞き返す。
「何がだよ・・・」
「ここで殺してしまうのは、惜しいと思った人間は・・・貴女には是非行ってほしいですね・・・」
大蔵は人差し指を顎に当てると、楽しそうにつぶやく。
「大鳥さん、貴女はこんなところで死ぬ人間ではありません。是非私が指示する場所に向かっていただきたい!」
そう言うと拳銃を懐に直し、くるりと後ろに振り替える。
「拒否権わ?」
顔だけ振りむかせ、冷笑で一言
「あるとおおもいで?」
あはは、少し長めに書いてみましたどうでしたか?
コメントなど書いてくれると嬉しいです。
おかしいてんなど、指摘のコメントなどもお待ちしております。
引き続き見てください!