日常
数時間前〜
「ふぁ〜・・・眠」
ただ今けだるそうに、あくびをしながら5時間目の真っ最中なのに窓の外を見ている少女はここ大内高校の2年生である。
名前は大鳥明日香、顔は綺麗というより可愛いというほうが当てはまり、背が高く170前後のわりには痩せている。
髪型は茶髪で髪は肩あたりまであり胸はそれほどない。
男口調で話すのが特徴的である。
明日香は授業等興味が無いのか自分の窓側の席から、肩肘をつき窓から運動場を見ている。
運動場では、隣のクラスが男女混合でサッカーの試合をしている・・・
その中の目の細い女子生徒を見つめながら今度はため息をつく
ため息をつかれた女子生徒は、友人からパスをもらうとドリブルをしながら数人を抜いていく。
そしてゴール前にくると、おもいっきりシュートした。そのシュートはキーパー頭上をこえて入っていく。
それを見た女子生徒は小さくガッツポーズをすると、友人のもとまで向かいハイタッチをかわす。
明日香はそれを見て又ため息をつく。
すると隣の席の生徒が小声で話し掛けた。
「ねぇ、ねぇ明日香又あゆむちゃんのこと見てんの?」
「別に・・・、見てねぇーよ・・・」
「いーや、見てたよ見てました〜」
その一言にイライラしながら話返す。
「うるせーよ瑞希、真面目に授業受けとけよ・・・」
「その言葉そのまま返しますよ、明日香さん〜」
明日香を楽しそうにからかう少女の名前は道端瑞希、背が低く150前半で背が低いせいもあるが、見た目は中学生とよく間違われるほど童顔である。胸はないにひとしいらしい・・・
髪型は黒髪をポニーテール
にしている。
明日香達とは小学校からの幼なじみであり親友でもある。
そして、ただ今会話に出ていたあゆむと言う名前の人物は明日香の双子の姉妹である。
まぁ、双子といっても二卵性双生児であり顔はほとんど似ていない。
「俺は瑞希より頭いいからいいんだよ、バーカ」
「んなぁ!?バカじゃないもん!てか、バカと言うほうがバカなんですよ!?」
その反論に鼻で笑いながら返す
「その発想がバカなんだよ・・・」
「又いった!バカじゃないて言ってるでしょ!!」
「じゃぁ、アホだな・・・」
「ならいい・・わけないでしょ!!」
二人が大声で言い合っている、チョークが二人に飛んできた。
チョークは明日香と瑞希の頭に直撃すると、床に落ちる。「ッツ!?」
「あいた!?」
前半が明日香で後半が瑞希・・・
二人にチョークを直撃させたの勿論この教科の教師
教師は二人を見つめて一言。
「授業中騒いでるんだどっちもバカだ」
そう言ってくるりと黒板に向きなおすと、何事もなかったように授業を再開する。
少しクラスは笑いに包まれたが、教師の人睨みで静まり返る。
明日香は舌打ちをして不服そうに窓側に向きなおし、瑞希は恥ずかしそうにうつむいた。
その後は何事もなく、授業は進み終了のチャイムが鳴り響いた。
チャイムが鳴り終わると女子生徒が2人男子生徒が1人が、瑞希と明日香のそばまで近づいてきた。
「君ら本間にアホやな〜、さっきは笑わしてもろうたわ〜」
「うるせーよ、似非関西弁ヤローが」
「誰がや、誰が!ウチは両親ともに関西人です〜」
「だまれ、俺にとってはお前は一生似非関西弁ヤローなんだよ・・・」
明日香の一言に関西少女は言い返そうとしたが、それは男子生徒によって制止される。
「まぁまぁ、大鳥に大野木その辺でやめとけよ?」
「せやかて、明日香が似非関西弁とか言うから悪いんやで!颯太!」
「ハイハイ、大野木さんも颯太君を困らせない困らせない〜」
「むー、夕貴がそう言うんやったらしゃーないな」
大野木と呼ばれた女子生徒が不服そうにうなずく。「ふん、似非関西弁ヤローは相変わらず夕貴によわいな・・・」
先程教師にやられたのが納まらないのか、まだ大野木に喧嘩を吹っかける。
「やかましい、それにウチには大野木弘美ちゅーう名前があるんやそう呼べや!」
ただ今自分で自己紹介した女子生徒は明日香や瑞希のクラスメートで、ばりばりの関西弁で喋るのが特徴である。
背は160前半で胸は平均並み?で、見た目はボーイッシュで髪は金髪のボブカットにしている。
基本的に明るく誰にでもやさしいが、短気なのがきずである。
夕貴とは高校生からでの友人だが、何故か頭があがらない・・・
夕貴こと、野乃原夕貴は身長は明日香と同じぐらいで胸は大きいほうらしい。髪は藍色で腰ちかくまである長髪で前髪をピンで留めている。
普段は温厚で怒らないが、怒ると怖いらしい。敬語口調が特徴的である。
そして男子生徒の名前は風上颯太、背は180前半で一般男子生徒のなかでも高いほうである。
顔も整っておりもてるらしいが、本人はどうでもいいらしい。
この顔ぶれの中ではスットパー的なポジションである。
普段は無口で冷静だが、今みたいなことがたびたびあるためそのたびに止めている。
「もうやめなさい!!2人とも!みっともないですよ!」
「でも、明日香が〜・・・」
「でも、明日香が〜じゃありません私はやめなさいと言いましたよ大野木さん!」
その何者の追随をも許さない言葉を言い放ち、弘美を咎める。
「大鳥さんも先程のことで、苛立っているのはわかりますが大野木さんを挑発するのはやめてください!」
「ふん、わかったよ・・・」
明日香はまだ不服そうだが、無理矢理納得した顔をした。
えーと、ここまではのストーリーはどうでしたでしょうか?
まだまだ続きますので引き続き暖かい目で見てください!