表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AIRPORT HANEDA Trilogy  作者: Jeff Wright / Story By Sully Hughes


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/7

Naoki Katayama Will Return .




2026年10月―。


夕暮れ。羽田空港ではオレンジ色の光が滑走路を染め、ガラス越しに柔らかく部屋へと差し込んでいた。管制保安部の静かな廊下に、控えめなノックの音が響く。


「失礼します。」


片山直樹は扉を開け、静かに一礼した。部屋の奥では佐藤健一が書類に目を通している。デスクの上には、湯気を立てるコーヒーと整然と並んだ書類の束。佐藤はゆっくりと顔を上げ、穏やかな声をかけた。


「来たか、片山。」


その声には、いつもの厳しさと共に、どこかためらいのような柔らかさがあった。


片山がデスクの前に立つと、佐藤は手元の書類を閉じ、ゆっくりと息を吐いた。


「……ああ、実はな。君に異動の内示だ。」


片山はわずかに目を見開き、短く息を止めた。




2027年4月―。


澄み渡る春の朝。


街がまだ完全に目を覚ます前、ひとり静かに走る男がいる。


片山直樹—。


彼にとってランニングは、ただの運動ではない。

呼吸を整え、思考を研ぎ澄まし、今日という一日と向き合うための“儀式”だ。


羽田空港での4年間を終え、新たな新天地へと向かう。


着任当日の朝も、変わらず走る。


桜が舞う住宅街、公園の静けさ、規則正しい足音。

その一歩一歩が、これまでの経験と、これから背負う責任を確かめるかのようだった。

走り終え、スーツに身を包み、家を出る。


歩くこと約20分。


見えてきたのは、近代的なデザインの建物だった。


玄関前には風に揺れる国旗が出迎える。


そして、看板には文字が大きく掲げられていた。



東京航空交通管制部





Naoki Katayama Will Return In AIRPORT 4.

" AIRPORT 4 " で片山直樹は帰ってくる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ