第26話「閉ざされた迷宮と沈黙の鍵」
作者が好きなキャラトップファイブ!
1位.シエラ
2位.ユウ
3位.ベルゼ=ネス
4位.ゼリオ・アークレイ(ホーリーセイバーのやつね)
5位.ナギ
――神鍵神鍵の奪還から数日。ユウたちは次なる目的地永久の迷宮に向かっていた。
そのダンジョンは、かつて王国が封印した“意思を持つ迷宮”とも呼ばれ、内部構造が生き物のように変化し続けている。情報によると、その最奥部には沈黙の鍵が眠っているという。
「つまり、入ったら最後。こっちの意志じゃどうにもならないってことか……」
シエラが不安げに呟く。
ナギは拳を握り締める。
「だったら、迷宮ごと叩き割ってでも進むだけさ」
ユウは静かに頷いた。
「今回の鍵は回収任務だけじゃない。このダンジョンには“神鍵の守護者”が存在する可能性が高い。油断は禁物だ」
迷宮内部に足を踏み入れた瞬間、空間が歪むような感覚が仲間たちを襲った。石畳の床、うごめく壁、どこかで聞こえる重低音の脈動……。
「まるで生きてるみたいだね」
シエラの声に、ミレナが笑う。
「お化け屋敷ならシエラはお手の物じゃん」
「そ、それとこれとは別問題でしょー!?」
からかい混じりの会話が一瞬の緊張を和らげるも、迷宮は容赦なく牙を剥いてくる。
だが、ユウはそのたびに冷静に地形を記憶し、行動パターンをコピーして突破していく。
「ユウさん!流石です!」
「俺にかかれば!」
ユウの足場のスイッチが起動する!
「ア!」
『ゴロゴロゴロゴロ!』
「またかよ!」「ちょナギ!壊して!」
「無理だろ技打つために貯めがいるから無理だ!」
「お前ら!頭下げろ!」
エルナがスナイパーを構えている!
【岩破弾!】
「ふぅ、流石に耐えれないよな」
岩を一発で破壊した
「流石だなエルナ」
そして、最奥部。
そこに座していたのは、巨大な魔法生命体。
蒼白い甲殻に包まれたその巨躯からは、三本の鍵が融合したような魔力の奔流が溢れている。
パーティー全員が構える!
そして先陣を切ったのはあの男
「ユウさん!俺に任せて!」
「リオン!これ持ってけ!」
リオンに渡したのは、影喰だった
「切りにくいかもしれんががんばれ!」
リオンが刀を持った時、サビが取れ始めた
「えっ」
「やれやれそれは、お前にやるよ!俺は刀あるし」
「良いんですか?」
「つべこべ言わずに行ってこい!」
「はい!」(この名前を影から飲まれた光で影から吐かれた刀光吐とよぼう!)
リオンは風圧を使って高速で加速しながら攻撃していく!
「俺らも続くぞ!」
【聖印・戦気!】
「これで攻撃力は上がってます!どんどん攻撃してください!」
するとユウが!
「レイ!飛ばすぞ!」
「おう!」
「ネフィ!私達も!」
「わかった!」
「リュミエル!」
「ガゥ!」
【合体!】
『グォォォォォォォォォォォォ!』
最深部の奥側でただ一匹デカいモンスター吠えている
「いくぞ!」
掛け声と同時に守護者に攻撃を仕掛ける
リオンが高速で移動しながら相手を翻弄してエルナがスナイパーを当てる
「ユウ!」
「どうしたレイ?」
「こいつ、守ってるだけじゃない……“神鍵”そのものと一体化してる」
レイが言った後にシエラが呟いた。
「つまり壊したら鍵も消えるってこと!?」
「違う、むしろ逆。鍵を“分離”すればいい!」
ユウは《コピー》で守護者の行動パターンと魔力の流れを読み、シエラがその隙を狙って放った。
「――無詠唱炸裂魔法!!」
砲撃が甲殻の一部を打ち砕き、ナギがその裂け目に突撃した。
「いっけぇぇええええ!!魂牙・光耀終天衝!」
リュミエルとナギの力が融合した拳が、鍵の魔力核に直撃。
閃光と共に、守護者の動きが止まる。そして、地面に沈むように崩れ落ちた。
残されたのは、輝く“沈黙の鍵”。
「……四本目、ゲット」(数日前の奴一本とホーリーセイバーが所持している二本とコレで)
ユウが静かに手を伸ばし、鍵を手にする。
「これで、残るは一本……!」
その時、迷宮の奥に響く“何か”の気配。
不快なほど整った足音、冷たい吐息。そして声。
「おや……ずいぶんと手間をかけてくれたな」
そこに立っていたのは――影の組織の幹部の一人、“蒐集者レティカ”。背には、なんと影の勇者”の末裔のシェイドが引きずられていた
「シェイド!」
「……なんだ、あの時の冒険者」
シェイドは息絶えそうに呼吸を荒い
「コイツから鍵は奪った。コイツは…」
そうするとシェイドを投げ飛ばした
「ミレナ!回復頼む!」
ユウが刀を鞘から出そうとする瞬間
「この鍵が欲しいなら……私を追っておいで。深淵の宴で、待ってるわ」
そう言い残し、彼女は闇に溶けるように姿を消した。
「次が……最後の一本か」
ユウたちは迷宮を後にし、残る戦いに備えるのだった――。
第26話 完
次回「盗まれた神鍵と、影の組織」