16 第2次雨宮内閣発足へ
党開票日から数日経ち、雨宮はいよいよ第二次内閣の構想を練っていた。
「はて、どうしたものか」
原幹事長からは、「別に変えんでええんちゃう?」と、間の抜けた意見が飛んできた。どうせ、酒でも飲んで酔っ払っていたのだろう。
衆議院選挙で圧倒的な大勝を収めた雨宮総理は、内閣の顔ぶれをどう変更するか深く考え込んでいた。確かに、大勝したので国務大臣たちはそのままで良いとも思ったが、何か新しい風を吹かせたいという気持ちも強かった。
「内閣の刷新性も必要だが、どこをどう刷新すればいいのか」と雨宮は悩みに悩んだ末、副大臣を変えることにすれば? と、原から言われた。
「では、国務大臣はそのままでいきます。みんなよくやってくれていますし。副大臣は…うーん、新しい風を吹かせるためにも、ちょっと変更を加えるか!」と原は新たな副大臣の選定に乗り出した。
この発表を受けて、既存の副大臣たちは「また総理の新しい風か!」とやれやれ顔で、しかし内心では自分たちがどうなるのかヒヤヒヤしていた。
原は副大臣選びを「新しい風オーディション」と称し、軽い冗談まじりに副大臣候補たちには各自の新しいアイディアをプレゼンさせることにした。
一人一人が自分の政策を熱く語る中、雨宮は時折そのユニークな提案に笑いをこらえながらも、誰が次期副大臣にふさわしいか真剣に見極めていった。
「よし、これでいくか!」と決断した原と雨宮は、新たな副大臣たちを選んで、第二次雨宮内閣の「新しい風」を吹かせる準備を整えた。周囲はその意外な選定に目を丸くしたが、雨宮は満足げに「これでまたしばらくは国民も楽しめるだろう」とニヤリとした。新しい副大臣たちも、この風変わりなオーディションに選ばれただけあって、意気揚々とその役割に臨んでいた。




