プロットって何であんなに難しいんだ、とぼやいてみる。
プロット……書くのって難しいですよね。
そもそも、プロットとはなんぞや?
そんなあなたに! 簡単に説明すると(物語の大まかな流れを書いたもの)です。あらすじと呼ばれるものですね。
これを元に小説を書いていきます。
とはいえ、どう書けばいいのか、いまいちピンとこないですね。
そうですね……たとえばですが。
私が書いた『歯車の巫女』という作品を例にあげてみましょう。
伊吹は、歯車の巫女としての役割を背負っていた。
歯車とは、世界の中心にある時計台のことで、この時計台が、世界を守る結界の役割を果たしている。
神社の蔵の中には、触れてはいてない知識(禁書と呼ばれるものが)保管されていて、伊吹はこっそり蔵に忍び込んで、世の中の流れ、歴史について知った。
禁書によると、古代の日本には高度な機械文明が存在していて、今の文明とは全く異なっていた。
学校には、魔術開発という学科があって、そこでチームを組、試験に挑む。
伊吹のチームは、お互いの相性が最悪で、試験中でも喧嘩ばかりして、本来の実力を発揮することができなかった。
次の対戦相手に負けると、退学になってしまう。もう、あとがない負けられない試験で、伊吹たちは喧嘩を始めた。ピンチになりつつも、お互いに協力して試験相手を倒すことに成功する。
こんな感じのことが、続いていきます。
私が読んだ本には、プロットは、できるだけ細かく書き込んだ方がいいと書いてありました。
この物語だと、
主人公・神白伊吹 年齢十四歳 少女
家は神社 姉が一人 両親は父親が家にいて、母親は結界を守っている。(現在家にいない)物語で軽く触れる。
歯車の巫女は、代々、女系の一族という設定にする。
敵は、古代の機械にする。モチーフは動物か……爬虫類、かえる? とか? 要検討。
細かい設定を書いていきます。
これも人によると思いますが、自分に合ったやり方が一番だと思います。
私の場合、物語の結末を考えてから、逆算して作ることが多いです。
物語の要点だけを押さえて、あとはキャラクターの自由にさせています。
要点さえ押さえていれば、物語の軸がブレることはありません。
そのせいか、あんたに必死に書いたプロットが、実際書き始めてみると、まったく違った展開になって、なんなら主人公性格違うし……。これなら、普通に書き始めた方がよかったなと今では後悔しています。
やっぱり、難しい。
反省を踏まえて、ここに書きました。
もし、こんな方法とかもあるよってあったら、教えていただけたら幸いです。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。