遺書
このみっじかい小説を見つけてくれてありがとう!
すんごく短いので最後まで是非読んでみてね!
これが私の最初の作品。
「ふーっ… 今日はいい天気だな。」
ため息をつく。
外には大きな青い空。そこに浮かぶ大きな入道雲。
僕は薄暗い自分の部屋から外を見た。
窓の外から入ってくる風が心地いい。
あのきれいな空に浮かんでそのまま消えてしまいたい。
辛いことも何もかも忘れて。海月のように、ただ浮かんでいたい。
そうすればきっと楽になれるんだろうな。
そんなことを誰もいない部屋で呟いていた。
……
―― 夏の空気が部屋に流れてくる。
草木のいい匂いがする。
「今年も夏が来たんだな。」
夏になるといつもあの子に会いたくなる。
12年前亡くなったあの子に。
あの子というのは人生で初めてできた友達であり、親友の子だ。
これからも、ずっとずっと親友だ。
――「会いたい。」
あの子のことを考えていた。思わず口からその言葉が出た。
今までずっと言わなかった。だって辛くなるから。
でも、もう限界だ。
心が張り裂けてしまいそうだ。
会いたいよ、
「待ってて。」
僕は落ちていた紙にそう書き残し、
ーーー窓から飛び降りた。
「じゃあね、皆んな。待っててね。瑠美。」
……
辺りにはただサイレンの音が鳴り響いていた。
完
読んでくれてありがとう! あまり国語は得意ではないですw なので日本語おかしいとか、話わからないとかあるかもだけど大目に見てくださいw
ありがとう!