登場人物紹介
一部ネタバレを含むのでご注意。時々追加あり
~グローリア家~
エリザベス=グローリア
グローリア公爵令嬢で長女で跡継ぎ。黒髪青目。黒髪は貴族で少なく陰気な印象と人づきあいが苦手のため妹や元婚約者から「地味女」とよく言われる。
アイビー=グローリア
グローリア家公爵令嬢で次女。金髪緑目。幼い頃から両親に甘やかされて我儘に育つ。特に父親が「姉だから」「年上だから」と姉に我慢させる姿を見て育ったので「姉は自分の奴隷。家族内で1番年下の自分は家族相手なら何をやっても良い」と思っている。
ロバート=グローリア
グローリア家公爵で現当主。エリザベスとアイビーの父。アイビーを甘やかした事を後悔している。
クレア=グローリア
グローリア公爵夫人。エリザベスとアイビーの母。やや病弱で日和見主義。「とにかく丸く収めたい」という考えの元幼い頃からエリザベスに我慢をさせアイビーの所業を夫に隠し続けた。結果アイビーを増長させた事を後悔している。
~王家~
ヘンリー=スコット
第1王子。金髪青目。第1王子だが母が側妃のため継承権第2位。傲慢で何でも都合のいいように解釈する。自分より優秀な異母弟のルイスを敵視している。
アナスタシア=スコット
王の側妃で元侯爵令嬢。赤毛赤目。バカではないが自分より下と思ったものを見下す。息子のヘンリーを何とか王太子にしようと考えているがルイスの存在や政治的な駆け引きよりヘンリーとアイビーの素行が1番の障害だと考えている。
ルイス=スコット
第2王子。亜麻色の髪(光が当たると金髪に見える)緑目。ヘンリーの異母弟。母が正妃(王妃)の為継承権は第1位だが第1王子派の勢力が強くあまり重要視されていない。「王位に興味ない」と言っているが信じてないヘンリーに会うたび罵倒されている。
ウィリー=スコット
国王。白髪交じりの金髪青目。正直『ヘンリーは王に向いていない』と思ってるが息子可愛さで何とかできないかなぁと頭を悩ませている(ルイスも可愛い息子と思ってるが有能なので王家を出ても大丈夫だろうと信用している)普段温厚でアナスタシア妃に押されてるがキレると誰も逆らえない迫力になる。
ケリー=スコット(故人)
正妃でルイスの母。元公爵令嬢。ルイス出産後死亡。
~その他~
リカルド=ロージア
ロージア辺境伯跡取り。シャルロットの兄でアイビーの元婚約者。
エリザベスの婚約破棄後アイビーとの婚約を破棄されたが、一家そろってアイビーにウンザリしてたので破棄されてホッとしている。
シャルロット=ロージア
ロージア辺境伯令嬢。第2王子派。エリザベスやシンディと派閥を超えた友情を築いているが100%好意ではなく第1王子が即位した時の保険も兼ねている(友情8:打算2くらい)その為家族も交流を黙認している。
シンディ=ノワール
ノワール侯爵令嬢。家が第1王子派だが個人的にヘンリーが大嫌いなので家族に文句言われようと気にせずシャルロット達と交流を深めている。好奇心と気が強く親しい人相手には思ったことをハッキリ言う。エリザベスの忍耐力に尊敬と同情の念を向けている。
~王国における地位と役割~
正妃(王妃)
国王の正妻で補佐。通常「王妃」といえば正妃の事を指す。後宮の女主人で政治にある程度権限を持ち国王に何かあった場合は代理を務めることもある。生んだ子は年齢性別に関係なく継承権1位となる(複数いる場合は年齢性別などで決められる)王が代替わりすると王太后(側妃の子が王になった場合は皇太后となり王太后より上の存在となる)となる。公爵家もしくは侯爵家から選ばれる。
側妃
国王の妃だが正妃よりは地位が下。正妃の補佐を務める。国王は側妃を数人持てるが現在はアナスタシア妃1人。生んだ子は継承権を持てるが正妃の子よりは低くなる。王が代替わりすると役目を解かれる(その後の身の振り方は子の有無や生んだ子が王位につくかどうかで変わる)伯爵家以上から選ばれる。
妾・愛人
国王の夜伽を務めるだけの存在。ある程度贅沢はできるが権力は一切ない。生んだ子は王族として扱われはするが継承権はなく、成人もしくは代替わりの際に王族の籍を抜かれて報奨金と共に母親と一緒に外に出される(ただし金額は国王が決めるので母子ともども裕福に暮らせる場合もあれば二束三文で放り出される場合もある)身分や人数に関係なく王の気分次第で持てる為平民がなる事が多く城で働くものや貴族の間では娼婦の代名詞のように言われている。
5大家
王国内で最も力を持つ貴族家
第一王子派:ノワール侯爵家、バートン侯爵家(アナスタシア妃実家)
第二王子派:ロージア辺境伯家、ハミルトン公爵家(ケリー妃実家)
中立:グローリア公爵家(エリザベス実家)
王太子
次期国王の座。継承権を持つ王族の中から継承順、人柄や能力、支持する貴族などを考慮したうえで国王が最終決定する。継承順と人柄、能力ではルイスが上だがアナスタシア妃の働きかけで第1王子派が多く現在ヘンリーが有力となっている。