第一話 俺 中編 一
更新が遅くなってすいません。これからは2ヶ月以内には書くつもりです。
次回の話はいじめ表現が入っていて暗いです。
いじめが入ってないと始まらない小説ですがひどいのは多分この話だけです。
別に飛ばしてくださって結構です。
それでは第一話 中編 その一 お楽しみ下さい。
はあ・・・・・・
俺は何故運が無いんだろうか。あのあと俺達は全力疾走で学校に向かった。
だが俺だけ一秒差で遅刻
理不尽な筋トレをさせられてしまった。
何で俺だけ!?しかも一秒差だ!!一秒差!!
しかも今日日直なんて、ついてない。
「橘君 終わりましたか?」
さっき話題になっていた土屋が黒板を消している俺に声をかけた。
ちなみに俺の名字は橘。
土屋の出席番号は俺の次
つまり俺と一緒に日直している。
「いやまだだけど。」
「そうなんだ・・・・・わたしゴミ捨てにいくね」
彼女は辛そうな笑顔を俺に向けてゴミを大きいゴミ捨て場に捨てにいった。
最近やっぱり土屋のようすが変だ。
-------ルレ視点----------
橘君は優しい。
何か自然と馴染める感じがする。でも巻き込みたくない。
私は早く帰るためゴミ捨て場に足を急がせる。クルリと学校の奥を廻ってゴミ捨て場がある。
誰も居ない・・・・・・・良かった。
「土屋さぁん☆」
いやな声が聞こえた。
恐る恐る後ろを振り向くと、海王寺さんがとても嫌な笑顔で取り巻きの女子4人をひきつれていた。
「か・・い・・王寺・・・さん?」
私はショックでコトッとゴミ箱を落としてしまった。
彼女は、海王寺 凛華。私の同級生。ふわふわのツインテールにかわいらしい顔なのだけど、
「まだぁ〜学校にぃ来てたんだぁ」
海王寺さんは私に歪んだ笑みを向けて私のお腹に思いっきり殴ってきた。
「かはっ」
「もぉーそれくらいで倒れないでよぉ。」
そう言うと私が落としたゴミ箱を私にぶっちゃけた。
「これからなんだからぁ♪」
それを合図に他の子達が私を蹴り始めた。
「キャハハV
みんなより賢いからってぇ男の子にちやほやされてウザイよぉ。」
「そうよ!!アンタ成績がいいなんて調子乗りすぎよ!!」
次々と私の耳に入ってくる罵声。
なんで私が何をしたというの?
「死ね!」
「死ねばいいのに」
「アンタなんかぁ死んじゃえばいいのにぃ。」
アンタナンカ死ネバイイ
もう・・・・・こんなのいや・・・・・・
――――――――――――――
土屋がゴミ捨て場に行ってから遅い、
土屋がゴミを捨てに行ってから30分くらい経っている。
ゴミ捨てて戻って来るだけだよな?
何かあったのだろうか。
気持ち悪い。頭痛い。早く帰って寝たい。
けど土屋置いってたらダメだしな。
さっきから俺おかしんだよ。
胸が痛いし頭もズキズキする。右目が脈打つように痛む
『・・・・スウ・・・・・・・』
まるで俺の中に何かがいるみたいに
しばらくすると痛みは引いた。何だったんだよ。今のは
『おい。あの女行かせてよかったのか?』
え?今俺の中で声がしたよな?
『貴様、俺の話を聞いているのか?』
低くて何だか懐かしい声
「だ・・・・・・れ?」
『俺か?俺はお前だ。』
俺?この声の主は俺なのか?
いやそれにしても違いすぎる。俺は普通より低いけどこんな大人びた声じゃない。
『驚くのも仕方ないか。それよりもさっきから嫌な予感がする。』
俺を置いて話し始める俺と名乗る声
それだけじゃホントになんなのか分からない。
「なあ、だからアンタ誰なんだ?」
『俺はお前だ。取り敢えず時間がない。体借りるぞ。』
また俺を無視した!!
「それだけじゃ分ka・・・悪いな。」
口が勝手に動いた!?
嘘だろ!!なんで!?
俺が声を出そうとしても口は動かない。
「グズグズしていると日が暮れるぞ。」