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甘いレモン

オネエ刑事


午前10時45分事件発生。


オネエ刑事「信彦ちゃん、状況は?」


ノーマル刑事「はい、ビルで40代と見られるオネエが立てこもり。凶器は拳銃。人質は同ビルで働いていた従業員です」


オネエ刑事「犯人ちゃんの要望は?」


ノーマル刑事「はい、照英に会わせろとの事です。なお、照英似の男子でも可との事」


オネエ刑事「やだ、私も会いたい~」


ノーマル刑事「何言ってるんですか」


オネエ刑事「冗談よ。もうお堅いんだからぁ~固めるのは下だけにしときなさいって、何言わせんのよ!」


ノーマル刑事「はぁ・・・ま、とにかく説得の方よろしくお願いしますよ、相手は結構殺気立ってるみたいですし」


オネエ刑事「それは任せて。私にかかればどんな犯人もイチコロだわ」


警察官「バカな事は辞めて早く出て来なさい!」


凶悪オネエ「何よ、何なのよ!さっさと照英を連れて来なさいよ!連れて来ないとこの子達がどうなっても知らないわよ!」


オネエ刑事「いた、あのオカマがそうね」


ノーマル刑事「そうです、あのブッサイクなのが立てこもり犯です」


オネエ刑事「ちょっとアンタ~何立てこもっちゃってんのぉ~良い加減にしときなさいよね~」


凶悪オネエ「何よ、アンタ!急に出て来て文句言わないでくれる!?私はアンタみたいな汚いオカマに会いたいんじゃないわよ!」


オネエ刑事「ちょっと誰が松井稼頭央似のオカマよぉ~。まぁ確かに汚いのは認めるわ。でもアンタ程じゃないわよ、アンタなんか落ち武者じゃない」


凶悪オネエ「何ですって!浜崎あゆみに似てるってずっと言われて来たのに、そんなまさか皆嘘ついてたの?心の中では落ち武者じゃんとか思ってたの?ショック。どうりでよく育毛剤を勧められると思ったわ。もう死のう」


オネエ刑事「ちょっとちょっと待って!待って!嘘よ、嘘!落ち武者は嘘よ。あの、あれだわ。よく見たら貴方アルフィー高見沢さんに似てるわね、特に身長が」


凶悪オネエ「えっ!?やだ、ちょっと嬉しい~メリアン~」


オネエ刑事「そう、良かったわ。どうかしら?高見沢さんはそんな事しないし、もう立てこもりなんか辞めて私とセッションでもしない?私桜井さんパートいけるわよ」


凶悪オネエ「ふん、私はそんな事を求めてないわ、私は照英に会いたいのよ、照英に!」


オネエ刑事「確かに照英はかっこいいわ、私もSASUKEに出た時の番組はDVDに保存してるし。でも彼の為に何もそこまでする必要ないんじゃないの?」


凶悪オネエ「ウルルン滞在記を録画していないアンタに何が分かるっいうの!?てか誰に語っても無駄。私の照英愛は誰にも理解されないし、誰も理解してくれない」


オネエ刑事「要するに照英の筋肉が大好物って事ね」


凶悪オネエ「そうよ」


オネエ刑事「照英はこんな事をしていると知ったら悲しむわよ!号泣するわよ!」


凶悪オネエ「そんな事ないわ、優しく私を抱きしめてくれる筈よ」


オネエ刑事「そもそも照英ってそんなに良い男かしら。私はケインコスギや坂口憲二の方が良いと思うけど」


凶悪オネエ「照英の悪口を言うなんて許さないわよ!」


オネエ刑事「しかも家庭持ちだしね~男のくせにすぐ泣くしね~」


凶悪オネエ「止めなさい!」


オネエ刑事「スポーツマンNo.1決定戦で優勝出来なかったしね~」


凶悪オネエ「止めろつってんだろうが!」


バン!バン!


ノーマル刑事「あぶない!」


オネエ刑事「キャッ!」


ズザァアアア


オネエ刑事「ちょっと!信彦ちゃん!?信彦ちゃああああああああああああああああ~ん、ち~ん」


ノーマル刑事「何しとんねん!股間触らないで下さいよ」


オネエ刑事「良かったわ、やっぱり無事だったのね」


ノーマル刑事「ええ、何とかよけ切れました。しかし何であんな挑発するんですか?僕が助けなかったら貴方やられてましたよ」


オネエ刑事「ごめんなさい。でも、気づいて欲しいの。あの子には照英は必要ないって事に」


凶悪オネエ「オラオラ、早く照英出せやゴラァ」


オネエ刑事「お黙り!」


凶悪オネエ「何よ、また照英の悪口でも言う気?もしそうなら許さない。今度こそしとめてやる」


オネエ刑事「お黙りなさい。さっきから照英照英うるさいわね。この照英バカ」


凶悪オネエ「何ですって!」


オネエ刑事「貴方は間違っているわ。まず女ならねぇ、向こうからやってくる様にしないとダメでしょうが!」


凶悪オネエ「ハッ!」


オネエ刑事「会いに来ないから無理矢理会いに来させる。そんな事して、アンタは心もブスになるつもり!」


凶悪オネエ「ウッ、やだ私これ以上ブスにはなりたくない。落ち武者以下なんて嫌だ」


オネエ刑事「貴方はもっと綺麗になれるわ。私が保証する。西のIKKOと言われたこの私がよ」


凶悪オネエ「ほんとに?落ち武者なんて言われない?」


オネエ刑事「言われない。そして綺麗になれば分かるわ。照英よりも貴方を満足させてくれる男はたくさんいるって事を。だからもう、照英を諦めて照英以上の男を見つけましょ」


凶悪オネエ「そうね・・・ほんとは分かっていたわ。彼と私は住む世界が違う。いつまでも照英を引きずっていては前には進めないし、世界は広がらない。良い加減彼を諦めないとね・・・」


オネエ刑事「分かってくれたのね」


凶悪オネエ「これからは新しい私へ。ニューワールドへ」


カチャ


オネエ刑事「止めなさい!」


ノーマル刑事「クソッ!全員突入!」


凶悪オネエ「ごめんなさい。最初から最後はこうする事を決めてたの。じゃあね、親切な刑事さん」


オネエ刑事「止めろおおおおおおお!」


バァン


ピーポーピーポー



~数年後~



ノーマル刑事「ふぅ、やっと仕事終わったぁ~。先輩どうっスか?久しぶりに一杯」


オネエ刑事「ん、誘ってくれてありがと。でも今日は行かないとダメな所があるから」


ノーマル刑事「あぁ、あそこですか。あそこでしたら俺も行こうかな」


オネエ刑事「いや、出来れば二人っきりにして欲しいの。オカマ同士つのる話もあるしね」


ノーマル刑事「そうっスか。ならよろしく言っといて貰えませんか」


オネエ刑事「分かったわ。じゃあね」


ブゥゥウウン


オネエ刑事「はい、1万円で。お釣りはいらないわ」


運転手「まいど!」


バタン


オネエ刑事「ここに来るのも久しぶりね」


カランカラン


オネエ刑事「ヤッホー!用意は出来てる?」


オーナー「お久ね、出来てるわよ。奥の部屋ね」


オネエ刑事「分かったわ、いつもありがとね」


ガチャ


オネエ刑事「久しぶりね。1年振りかしら」


元凶悪オネエ「そうね、最近は仕事が忙しくって」


オネエ刑事「何?仕事は忙しいの?」


元凶悪オネエ「ええ、お陰様で。でも楽しいわ。あの時死ななくて良かったと思える程に」


オネエ刑事「フフッあの時はほんとに焦ったわ。まさか自殺しようとするとわね」


元凶悪オネエ「死のうと思ったけど、勇気がなかった。臆病な過去の私に今は感謝ね」


オネエ刑事「そんな感謝しなくて良いわよ。とりあえずカンパイしましょ!で、その後は・・・」


元凶悪オネエ「分かってる。アレでしょ?」


オネエ刑事「そうアレ。わざわざオーナーがカラオケセットしてくれたみたいだし、私気合い入ってるわよ」


元凶悪オネエ「高見沢さんパートは私だからね」


オネエ刑事「分かってるわよ。じゃあ、アンタの出所1年記念にカンパ~イ」


元凶悪オネエ「カンパ~イ」


ゴクゴクゴクゴク


オネエ刑事「プッハ~よし、では早速1曲目行くわよ」


元凶悪オネエ「1曲目は勿論あの曲よね?」


オネエ刑事「勿論あの曲よ、せ~の」


オネエ刑事「星空のディスタンス」

元凶悪オネエ「メリーアン」


オネエ刑事「・・・合わせなさいよ、この落ち武者」


元凶悪オネエ「やっぱり松井稼頭央より照英とカラオケしたいわ」


オネエ刑事「・・・」


元凶悪オネエ「・・・」


ガラス越しに見るオーナー「仲悪ぅ~」


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