ゲーム、開始?
新章スタートになります。
あれから2年が経ち、私は15歳になりました。もうすぐ16です。ルイスと結婚できる年齢ですね。結婚の準備も少しずつしてますよ……ルイスが。
いや、私も稼いだり稼いだり稼いだりしてます!資金出してる!レース編みは手伝えないけど刺繍もしてます!たまにだけど!
ほんのり私の嫁力も上がり、野菜の下ごしらえなら任せてもらえるようになりました。焚き火料理は得意なのに、フライパンだと何故焦げるんだろう…しかし、食べれる程度の焦げへと進歩!魂も稀にしか宿らなくなったよ!魂が宿った奴は変人美形にプレゼントしたら、普通に食べた。あいつはマジでスゴい。私の中で変人から変態にランクアップした。
掃除はたまに失敗するけど精霊さん達がフォローしてくれるか、自分の反射神経によりほぼカバーしてます。最近は物を破壊することがほぼ無くなりました。
ゆっくりと…しかし着実に私の嫁力は向上しています。
そんな私のマイダーリンことルイスは、一年で背が伸びました。同じものを食べてるのに、何故私はあまり伸びないのか…まぁ、一般女子よりは高いけどね。それから貧乳は……母の遺伝なのかな…少しは膨らんだよ。
そんな私より頭一つぶんぐらい高くなったルイスは嬉しそうでした。
さらにデザイナー兼魔具師としても有名になりました。ルイスが伝説の装備職人になる日は近い。いや、なってるかもしんない。私に負けないぐらい稼ぐ時もあります。
それから、一応私は書類上ヒルシュから勘当されたことになってます。聖剣のことでヒルシュ領を狙う輩がいると厄介だから、領地では『エルシィ=ヒルシュは平民になると宣言して勘当された。ルイスとかけおちした』となっている。
しかし、今まで忙しかった父が半隠居しちゃってて領主代行にさせられた弟をルイスとサポートしてるから、超忙しい。むしろ本当に勘当されたいと思ったときもある。激務に涙目の弟を見捨てるわけにもいかないので、しないしされないしできないけども。
今日は仕事が休みなので、媚薬を仕込んだあのカップル専門店…もはや行きつけとなったあのお店でデートです。
仕返し?ああ、ルイスは買収されたみたいです。お土産にバニースーツ一式持ってきましたよ。え?着たよ。ウサギさんごっこしたよ。
「そういえばさー」
ウサギさんごっこを思い出していたら、店長であるマチさんがオーダーした品物を配膳しながら話しかけてきました。
ルイスの指導により、数段美味しくなったスイーツのおかげでこの店は行列が絶えない人気店になったのですよ。
「はい」
「エルシィちゃんっていつから百合にジョブチェンジしたの?」
「はい??」
「は?」
ルイスと私が固まった。そんなジョブチェンジしてないわ!とつっこむこともできなかった。
「最近女子もイケるって話が出てるんだけど」
「イケるもなにも、ルイス一筋ですが?」
他に興味など微塵もありません。美女は好きだけど、ライク的な意味です。ラブ的な意味の好きはルイス限定ですよ。
「だよねぇ~」
マチさんはケラケラ笑った。しかし、私には心当たりがあった。
「……最近やたらと女子に告白されるのはその噂のせい?」
「「……………」」
マチさんとルイスがひきつった。いや、最近急に女子に告られるんだよね…しかもガチなやつ。
「マチさん。その噂、詳しく」
「うえぇ?こんなことならもっとちゃんと調べとくべきだったかなぁ…ルイス君とエルシィちゃんはラブラブキュンだからありえねぇって話し半分にしか聞いてなかったよ…」
「噂の出所は?」
「私の弟だよ。かなり有名な話みたい。エルシィ=ヒルシュが同性愛者だって」
マチさんの弟さんは学園に通学している。つまり、事件は学園で起きている!お兄ちゃんがやらかしたに違いない!
「マチさん」
「はいな」
私はマチさんにお願いした。マチさんは快く引き受けてくれて、衣装を2着とかつらを持ってきた。
「本当にやるの?」
ルイスはあまり乗り気でないご様子。しかし、女子からのガチ告白を断るのが辛いので、やります!
「目にはめんたま!歯には歯んたまです!やります!!」
「エルシィちゃん、目には目を、歯には歯をね」
「あ」
間違えました。歯んたまってなんだ。
そして、私達はゲームの舞台である学園に行くことになったのでした。しかし、これもゲーム補正ってヤツなの?まあ、何があろうとどうにかなる…よね?
ゲームをほぼ綺麗にまるっと無視していましたが、これから他の攻略キャラも出てくるかもです。




