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地雷と今後の方針

「そういや、ルイスはどうやって情報収集してたの?昔は具合悪いときも多かったのに」


「…それは」

「ボクラガオシエテタ!」

「ホウシュウハオカシ!」

「ルイスノオカシハウマウマ~」


 精霊さん…むしろ君たちが私のストーカーでしたか。つまりルイスは精霊さん達をお菓子で釣って情報収集していたと。


「ルイス、エルシィノハナシヲキクトルンルン」

「グアイワルクテモゲンキニナレル」

「ルイス、エルシィスキスキ」

「ダカラ、タクサンアツメタヨ」

「トクニエルシィガスキナオカシノハナシヲシタヨ」

「ソウスルト、ルイスガツクッテクレルヨ」


「…なるほど」


 精霊さん達…かなりちゃっかりしている。ギブアンドテイクな関係だったわけね。ただ、彼らなりの思いやりもあるにはあったのだろう。


「エルシィモシリタイ、アル?オカシノオレイニオシエルヨ」


「…では、ルイスの下着の好みを」


「エルシィ!?」


 おっと、つい本音が。


「シタギ?」

「パンチダヨ」

「パンツダヨ」

「パンツ…シロカグレーヲハイテルヨネ」

「キョウハクロトグレーダッタヨ」

「タシカ、ぼくさーたいぷガスキダヨ」


「ちょっと!?何をばらしてるの!?」


 おっと、ルイスの下着ですね?ごちそうさまです。しかし、精霊さん達はルイスの訴えを気にせず会話を続けてます。


「スキナパンツ…タマニナガメテタヤツハ?」

「アレハエルシィノダヨ」

「待て!」

「ソウナノ?コノアイダ、ニオ「それ以上はマジで勘弁してください!お願いします!!」


 ルイスが土下座した。精霊さん達は首をかしげている。すまん、ルイス。なんとなく察した。


「ルイス…お前」


 ルイスの実兄の目から冷凍ビームが出ている気がする。


「ルイス…」


 お義父様が泣いた。


「ルイス…貴方って子は…」


 お義母様も泣いた。


「…この場合、下着の洗濯までルイスに頼んでた私が悪いのではないかと思います。すいません、息子さんがやってくれるって言うからお願いしてました!しかも、とんでもないカミングアウトまでさせてすいませんでした!!」


 とりあえず頭を下げました。いや、まさかの特大地雷を踏み抜いたよ!軽い気持ちで言うんじゃなかった!


「エルシィ…ちょっと…だいぶ魔がさしました!すいませんでした!!」


 ルイスから土下座されました。ルイスの頭をよしよしする。


「いや、いいよ。むしろ私の下着に興味ゼロだとそれはそれで泣けてくるから」


「エルシィ…引かないの?僕は我ながらドン引きなんですが」


 怯えながら聞いてくるルイス。耳をかじりたいが、今はダメだよねぇ…


「ちっとも。むしろ、ルイスが私に性的な魅力を感じているなら嬉しいです。それに、健康な男性の脳内は8割エロだと友…知り合いが言ってたから、そんなものかと思ってるんで気にしてません」


「誰!?そんなこと言った勇者!」


「勇者は私だよ?言ったのは魔王の側近の変態美形」


「あいつか…!」


 ルイスが床に倒れたのでよしよしする。


「次からは中身が入った状態でお願いします」


「なかみ…?………!!」


 ルイスは理解したらしく、鼻血を噴き出して倒れてしまった。


「ルイスぅぅ!?」


 魔法で冷却・止血・増血を施す。ルイスは冷やしているのにまだ赤い。はああ、可愛い。ほっぺにちゅーとか、ダメかな。


「エロ8割かはともかく…そりゃ…好きな女の下着を洗って興味がないわけはない…な」


 シルスが納得した。


「エルシィちゃんが寛大でよかった…!」

「エルシィちゃんから三行半叩きつけられなくてよかった…!」


「いや、ですからルイスが本気で好きなので浮気以外なら受け入れますから。むしろお誘い「きゃああああ!ダメ!言ったらダメ!最近はエルシィから積極的にグイグイ来られて嬉しいけど恥ずかしくて逃げ回ってるとか、知られたくな………」


 私は何も言ってない。ルイスが自爆した。


「…えと、グイグイ来るの、嬉しいんだ?なら…遠慮はいらないね?可愛いルイス…」


「ひゃ…」


 耳を甘噛みすると、ルイスの腰が抜けた。子兎(ルイス)…美味しそう。話題をすり替えようとちょっかい出したけど…もうちょっとかじっても…





「うちの息子が生娘に…」


「…弟が妹に…」


「エルシィちゃんカッコいいわぁ…」

「母さん!?」


 ここでルイスが正気に戻った。


「母さん、駄目!エルシィは僕の、僕だけの王子さまなんだから!!」


「…逆じゃね?」


 シルスは冷静にツッコミをいれた。ルイスはやはり正気に戻っていなかった。混乱していた。


「あ」


「…嬉しいよ、私の可愛いお姫様。このまま拐って閉じこめて…私の愛でデロデロに甘やかしてあげようか」


 清楚可憐なお姫様は無理だけど、王子様ならなんかイケそうだよ!


「エルシィちゃん…素敵」

「母さん!?母さぁぁん!?」


「あ…僕…」


「言葉はいらないよ、可愛いお姫様。君は私を受け入れるだけでいい。私のものになると言いなさい」


 顎クイしてルイスの瞳をみつめる。ルイスはうっとりして頬を染めている。可愛い。お持ち帰りして、思う存分かじりたい。


「僕は…もとからエルシィの、もの…です」


「エルシィ様、素敵!」

「母さぁぁん!?」


「悪のりすんな、エルシィ!」


「痛い!」


 シルスから拳骨いただきました。気がついたら、お義母様がおかしくなっていた。そしてルイスが……


「きゃああああ!いやあああああああ!エルシィのばか!二人きりの時にそーゆーのはしてよぉぉ!!」


「ルイス!?」


 子兎(ルイス)は私すら対応できない速さで自室に逃げこんだ。

 精霊さん達から、悶えてるから落ち着くまで待ってあげてと言われて待つことになりました。


 うふふ。迫られるのは恥ずかしいだけとわかったので、今後はさらにグイグイ行こうと思います。

 作戦は『ガンガンいこうぜ』で決まりですね!


 エルシィが、斜め上に進路を設定してしまったようです。頑張れ、ルイス。

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