表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/77

隣国とヒルシュ領

 ぶっちゃけた話、戦争には何がいるか。兵糧?うん。間違いではない。兵士?うん。いないと無理だよね。


 正解は、お金です。


 お金がないとご飯も買えないし、兵士も雇えない。裏切る危険だってある。装備や城壁なんかの防衛設備も整えられない。



 ヒルシュ領は、基本万年貧乏である。ゆえに、私も貧乏暮らしに慣れている。伯爵令嬢とかいいつつ、私にドレスなんて、今も数着しかない。以前はどうしても行かなきゃいけない行事の時はレンタルか、母のお古をリメイクしていた。訪問着も持ってない。軍服でのりきった。意外と好評で、令嬢達はきゃあきゃあいってくれた。

 もしや、女子力低下は貧乏のせいもあったのか?あったかもしれないが仕方ない。ドレスは高価だ。私のドレス代が浮けば、その分を領民や兵士のために使える。ドレスより、飢えた領民の食事確保を優先するのは当然だ。

それに子供はすぐに着れなくなるから、子供のドレスなんて無駄である。


 いや、貧乏でも工夫して愛らしく装う子もいる。いいわけはやめよう。私は努力が足らなかった。


 そんなわけで私はかなり稼いでいるが、大半をヒルシュ領に仕送りしている。なので今はなんとかやりくりできているらしい。

 ちなみに、ルイスは最低限のお金があれば文句がないらしい…というか、最低限のラインを算出してやりくりしてくれている。さらにきりつめ、自分の稼ぎと私の稼ぎの一部をきっちり貯金までしていた。出来すぎた嫁である。流石はルイス、最高の嫁である。


 脱線したが、ヒルシュ領が貧乏なのは、魔族領と隣国アグニブーに接しているからだ。魔族領とアグニブーから防衛せねばならないために、常に貧乏なのである。


 魔族領は魔王と和解したので問題なくなったが、隣国がきな臭くなってきた。こないだ依頼で兵糧が流れているからまた攻めいるのだろうと冒険者ギルドでも噂になっていた。


「今回は試したいことがあるんです」


 私はにっこり王様に微笑んだ。私はアグニブーが大嫌いである。奴らのせいで畑がダメになったり…奇跡的に私が従軍してから死者は出ていないが、仲間が大怪我をして戦えなくなることはあった。作物がダメになったり、近隣の村が襲われ、金品を強奪されたり作物をダメにされたりもした。奴らは山賊なんかよりたちが悪い。


 ちなみに、近隣の村にはエルシィ特製地下避難所があるから慌てて転んだ老人がいたぐらいで死者はなし。


「頼もしいねぇ」


「…無茶はするなよ」


「ふふふ、アグニブーのアホ共め!目にもの見せてくれるわ!!」


 女豹(予定)エルシィ、狩りは得意です!物理的肉食女子ですから!!


「エルシィ、かっこいい」


 (ルイス)に良いところを見せたい気もしますが、今回は頭脳派エルシィでいきますよ!上手くやれば、ヒルシュ領の貧乏が改善されるやもしれません。


「…うちの子、あれでいいのかな?まあ、幸せそうだからいっか」


 ルイスパパさんの呟きには聞こえないふりをしました。なんかすいません。

 今回は話の都合上短めです。

 次回、頭脳派(笑)エルシィの作戦とは!?お楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ