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鳥を捕らえてみよう

山の先も同じように森が続いていると思っていたが、森のように木がはえているのは川の周囲だけで、その周りは草原であった。


たくさんの生き物達の群が見える。



ゴマ粒のように小さくしか見えないので判別しづらいが、あれは牛?馬?キリン?ゾウ?ガゼルって何だっけ?とにかく多種多様な草食動物と

それを追う肉食動物のライオン?チーター?ヒョウ?犬っぽいのはなんだっけ?それと恐竜?



そう、元の世界では絶滅していたはずの恐竜が居たのである。


恐竜と言っていいのか分からないけど、数は少ないが牛や馬よりも間違いなく三倍は大きい爬虫類が草食動物を追いかけていたのである。


弱肉強食の世界はわかっていた、岩山の裏には超巨大草食爬虫類もいた、だから巨大肉食爬虫類もいるかもしれないと戦う覚悟はしていたが、そんな曖昧な覚悟で戦える相手ではないと理解せざるを得なかった。



現に、巨大爬虫類の進行方向にいる生き物は、肉食草食を問わず逃げ散っている。



巨大爬虫類同士の上下関係が有るのかわからないが、間違いなく草原の王者である。



だが、おかしな事にも気が付いた。


巨大爬虫類が居るのは、大きな川の手前側だけで、奥側には殆ど居ないのである。


ぱっと見た目、同じように草原が続いているのにも関わらずに。



何が違うのだろうかと思い。


目をこらして、遠くを見ると海?それとも巨大湖?


蜃気楼なのかもしれないが、キラキラと何かが光っている。


その手前に、勘違いでなければ、人工物が見える。



もしかしたら、人がいるかもしれない。



だとしたら、奥側は、そこに住む人達が、脅威を排除するために狩ったに違いない。


あんな生き物を倒すだなんて、すごい知識と技術を持っているに違いない。


真紀は、どんどん妄想を膨らましていき、お城みたいな所で豪華な食事をしようとナイフとフォークを手に持った所で、我にかえった。



あまりの妄想に、恥ずかしさで悶えまくっているが、しかたがないだろう。



しばらくその場で悶えていたが、そこに行くまでには、巨大爬虫類、肉食動物から身を守り、大きな川を渡ると言う事をクリアしなければならない。


現実を考え出した時に、背後から何かの接近を感じで真横に跳び避けた。


先程まで立っていた場所を、茶色い何かが通過していった。


真紀の振動感知は、飛んでいるものに対して、例え見たことがあったとしても、何かが近づいてくるとしかわからない。



跳び避けた場所の足場がしっかりしている事を確認して、通過していった物を見る。



一瞬、翼が羽根ではなく皮膜だったので、巨大コウモリかと思ったが、長い口に歯がぎっしりと並び、爬虫類顔をしている。



プテラノドン?


ファンタジーならヒリュウとかドレイクとか言われるような生き物であった。


呼称ヒリュウは、獲物に避けられたのが悔しいらしく。


通過したあと、すぐに旋回してきて襲いかかってきた。


山を登るのに、手に持つホウキは邪魔だったので、背負い袋にくくりつけていたのが災いし、真紀は無手状態である。


再び跳び避けて元の位置に戻る。


ヒリュウは小回りが効かないらしく、また通過していった。


通過したその時に、眼があったような気がするが、そんなことで萎縮する程、経験豊富な真紀も弱くはない。


冷静に対処すべく次に、襲いかかってきた時に、その場にベタベタ糸を放射状に大量に出して、跳び避けた。


もちろん、跳び避ける際に、糸は切ってある。


しばらく空中を漂う糸に、ヒリュウは自分から飛び込むことになった。



以前、鳥肉も食べようと思い開発、投げ網を参考にして鳥の進路方向に出してみたところ、あっさり捕らえる事ができたのだ。



ヒリュウは大きな口を開いていて、真紀のいた場所を噛みついた、だがそこに合ったのはベタベタ糸。


顔から口にまで付着した糸に、パニックになったヒリュウは、そのまま飛んでいった。



飛んでいったヒリュウは、空中で暴れていて徐々に高度を落とし、やがて草原に墜落した。


その後、付近に居た肉食動物に襲われていた。



そこまで見届けたあと。


山の頂上だなんて目立つ所に突っ立っていた自分が悪いと、真紀は急いで山を降りていった。




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