雑文エッセイ「君は自身の作品に選考委員からの総評をもらいたいか?」
嫌です。駄目だしなんてされたら3分くらいフリーズしてしまう。ましてや相手が商業編集者だったら尚更だ。
総評、または批評。これは感想とは違います。まぁ、簡単に言うと出版側がその作品が『商品になるかどうか』という視点から内容を精査した結果発表です。
なので出来の良い作品は褒めてもらえるし、しょうもない作品ととられたらボロクソに言われます。
いや、実際にはオブラードに包んで言われるんだけどね。でも言わんとしている事は駄目だしだ。
だが、仮にボロクソに言われたとしても、そもそも商業編集者が素人作品に総評や批評を送る事はまずない。
仮に編集部に直接持ち込んでも「預かっておきます。」と言われてお終いだ。勿論その持ち込み作品が読まれる事はない。
何故って?そこは編集者たちも経験で判っているのよ。持ち込み作品の99%は糞だってね。
いや、それでも1%は宝石の原石なんだろう?と思うかも知れないが、そこはタイパが関係してくるのよ。
そう、小説を精査するのってすごく時間がかかるんです。なんせ1万文字読むだけでも20分はかかるからね。
それを100作品読んだら31時間以上の時間を費やす。31時間かけてお金になりそうな作品が1本あれば御の字。その1本ですら『確実』にお金になる保証はない。
ほら、こう言われたら誰だって読んで内容を確かめようとは思わないでしょ?なので商業編集者からの総評、または批評は貴重なのよ。
でもまぁ、そんな総評、または批評を読める場がネット上にはあったりする。そして今回紹介するのが『集英社オレンジ文庫短編小説新人賞受賞作品』だ。
はい、この賞って入賞や最終選考に残った作品に贈られた総評、または批評が読めるのよ。更にその作品自体も読めるから選考委員がその作品のどこを見ていたのかも判るんです。
因みに選考委員には編集者だけでなく、現役の商業作家も携わっています。まっ、ぶっちゃけると三浦しをんさんなんだけどね。
勿論この方以外の作家さんもいるけど取りあえず私が興味があるのは三浦しをんさんの批評なので、今回は彼女が送った批評内容を重点的に読みました。うん、中々厳しいコメントだったよ。
で、『集英社オレンジ文庫』って、私の中ではコバルト文庫の後継者と思っていたので女の子の青春グラフティ的な内容の作品が応募され、尚且つ選ばれていると思ったのだけど、なんか違うみたいなんだよね。
うん、受賞作の多くは普通に一般文芸系でした。
で、ネット上にデータが公表されていたのは第181回から第236回までの55回分なんだけど、それらの受賞数は次の通りだ。
入選:58作品
佳作:12作品 第229回から新たに設けられた。
最終選考作品:171作品
因みに各賞の賞金額は入選が20万円で佳作が10万円。当然ながら最終選考作品に賞金はでない。
まぁ、毎回どれくらいの応募があったのかは情報がなかったけど、一応毎回入選作品は選ばれていたみたい。
注:第233回だけは入選なしでした。むーっ、第233回って2024年の第3回目だと思うんだけど、そんな事もあるんだね。
因みに最終選考からは漏れたけど、もうちょっとだよっ!と言う事で名前を挙げてもらえた作品は3370作品あった。
そしてこの数字の中には複数回選漏れしちゃった人が何人かいました。そんな最多次点作者さんで一番作品が多かったのは13作品っ!が、もうちょっとだよっ!と言われてしまった3名の方だっ!
うん、諦めないんだね、チャレンジャーだなぁ。因みに名前が挙がっていた作品は全て別作品でした。うん、使い回しではありません。
更には11作品が1名、10作品が2名、9作品が3名と、3作品以上でもうちょっとだよっ!と言われたチャレンジャーの方が180人いらっしゃいました。
因みに2作品は259人で、1作品のみは2033人でした。
まっ、ここら辺はこの投稿サイトの傾向と一緒だね。
で、集英社はオレンジ文庫短編小説新人賞だけでなくノベル大賞というものも開催していて、こちらも盛況だった。
まっ、興味のある方は自身で集英社のサイトを覗いてみて下さい。
あっ、因みに三浦しをんさんの批評が読めるのはノベル大賞の方です。
なんにしても、やっぱりお金が絡むと情熱だけでは拾ってもらえないんだね。まっ、そりゃそうか、だって商売なんだもの。売れない作品は焚き火の炊きつけくらいしか利用価値がないからな。
でもまぁ、お金は別の仕事で稼げばいいのであって、創作の楽しさは別のものだしね。
なので皆さんもじゃかすか妄想を吐き出しましょうっ!但しここではエロは禁止だっ!大人ならばそれくらい判れっ!
-お後がよろしいようで。-
因みに『集英社オレンジ文庫短編小説新人賞』って年4回、3ケ月毎にやっているから焦らなくても大丈夫です。
更に別にテーマとかはないので関係するのは文字数だけっ!
と言う事で、君も挑戦しようっ!そして『もうちょっとだよっ!』に名前を載せるのだっ!




