表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱職だって勇者になりたい!  作者: うすしお
レイ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/127

74 覚醒理由

おはようございます。私の名はレフィ。ドラゴン族の中でも古代種に属する者…簡単に言えば厄災よ。


数千年と生きてきた私でも今日の朝からは信じられないことばかりでとても驚いていて…

最近ようやく仲良くなれてきたレイに正統な王族の血族の証と同時に王位継承権でもあるスキル「覚醒」が発現したの


これがどう言う意味か分かるかしら?そうよ。私たち魔物は近寄るだけで体が崩されてしまうわ。


朝から体を焼かれている感じがした私は眠気が飛んじゃって起きたのだけれど、その時隣にいたレイの髪が銀色に輝き始めていて

それをロックに報告したら「こうしてはおれん。我はやまと達に報告しにいかねば」みたいなこと抜かして宿を飛び出して行っちゃったのね。


当然、部屋に残るのは私とレイだけ。

となるとやる事はただ一つ


「ねぇレイ?」


「はい?」


「もし嫌だったら答えないで良いのだけれど、昔のことって覚えてたりしない?」


レイの覚醒理由を問いただすのみ


「昔私を養ってくれていた人が私を王城の直ぐそばで拾ったと言っていましたよ」


「ありがとう。何となく理解しちゃったわ」


…もしかしてだけど、レイって王家から迷子の子が出たと一時期噂になったあの子の事だったのかしら…?


確かあの騒動が起きたのが9年前でしょう?


「レイ、今何歳なの?」


「そう言えば私ちゃんとした自己紹介してませんでしたね…私は今9歳ですよ」


なるほど…王家の子を拾ったとは思わなかったレイの育て親は、レイを拾った後そのまま城下町を出てこの街へとやってきてしまったが為に王家はこの娘を見つけられなかったと言った感じかしらね


まぁそこら辺はロックに調べさせましょう。彼なら部下などいらないほどいるでしょうし


「教えてくれてありがとうね。後もう一つお願いがあるのだけれど、聞いてくれるかしら?」


「いいですよ」


「そのスキルを全力で押さえてほしいの。そうしないとレイの握っているほうの私の腕が消えちゃうの」


「ひっ…すみません…」


あら、この娘スキルの操作を雑作なくできるのね

これも天性の才能ってやつかしら…


「賢い娘ね〜、よし、レイのスキル操作技術の素晴らしさを祝って、クッキーと紅茶を買ってきてお茶会をしましょう」


「やった!ありがとうございます!」


「良いわよ。あと、これは貴女が決めて良いのだけれど…私相手なら敬語じゃなくても良いのよ?ロックは…わからないけど」


ロックはそこら辺厳しいから勝手にタメ口叩いたら危ないかもしれないわね…


「良いんですか…?」


「自分で許可を出して断るってそれどれだけ性悪なのよ。いいに決まってるじゃない」


「やった!ありがとうレフィさんっ!」


うん。この娘の年齢にはこれぐらいの喋り方が1番似合うわね


…にしてもレイが王家の人間だったとは…下手したら私より長く生きるかもしれないわね…


えっ?どう言うことかって?


昔の書物に記されていた事なのだけれど、この世界を治めている王族は数十年〜数千年の間に一度だけ、スキル「覚醒」が発現する子供が生まれてくるの。それでね?覚醒が発現した子供は最大寿命が大幅に伸びるわ。その理由は国を守るためとか王族の血筋をはっきりさせるためとか色々な文献があるけれどどれが1番信用できるかはわからない。


そして、一番最近に生まれた覚醒持ちの人間は1862年前に死んだわ。


つまり、次の継承者であるレイは私と同程度生きる可能性があるって事よ


「レフィさん!買い物行きましょうよ」


「分かったから引っ張らないでちょうだいね?」


「はいっ!」


まぁ今日のところはレイに覚醒が発現した理由の憶測が出来たことだし良しとしましょう


お風呂の話書くの忘れてました…

明後日までには出すと思います

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ