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最弱職だって勇者になりたい!  作者: うすしお
レイ編

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49 二人きり長旅

「たのもー」


「…返事はまだしも、その勢いよくドアをバンと開けるのをやめてくれ。言ってなかったか?俺は沢山の注目に弱い人種なんだよ」


今さっきは冒険者の大多数が休んでいる事に謎の憤りを覚えていたが、今だけは今日が休日でよかったと心の底から思った


「あら?カイセイさん。また討伐に行かれるのですか?」


「俺が帰ってくるや否やギルドに行こうって言われて、仕方なく着いてきてるだけですよ。多分こいつ一人でどうにかなるんで安心してください」


「別に心配はしてませんけど…カイセイさんもたまにはゆっくり休まれてくださいね?」


そんなこと言ったって、いつもギルドにいる奴らの大半はギルドの中で酒飲んでるだけじゃないか


それをサボりと言わず否定しないこの世界はとっても優しいんだなぁ…


「そういえば、結局プリンツとの決闘は無事に勝利できたのですか?」


「勝ってなきゃ俺ここにいないから」


「最弱職なのに何故プリンツ相手に勝てたのか不思議でなりません」


お前は俺とプリンツの戦闘覗いてたんだからわかるだろ


…わかるよな?


「それでカイセイさん。結果としてあなたは人類として、魔王幹部であるプリンツを討伐して勝ったのですか?それともただ単に決闘に勝っただけなのですか?」


「もちろん後者だ。最弱職に何希望抱いてんだよお前」


「…ハァ」


「お前今のため息はなんなんだよ!?お前プリンツと対峙してみろよ。死ぬほど怖いからな?」


「それはわかります。わかりますが…カイセイさんは本当にただ決闘をしただけなんですね?」


ただ決闘をしただけってなんだよぶっ飛ばすぞ

もう良い加減この謎会話を終わらせたいのだが…?


「カイセイ!私たちの当初の目的をもう忘れたのですか!?そんな謎な雑談してないで早く討伐に行きますよ!」


お前が騒ぎの元だよと教えてあげたいがそんな事をしてる場合じゃない


「そうだなあ。俺はこの討伐をさっさと終わらせて宿でぐっすり寝てやる。覚悟してろよ」


「あ…」


「別に覚悟する必要もそんな言われ方をする覚えもありません!」


「あぁ俺もう帰りたい!お前がその討伐金で何をするのかは知らないがさっさと依頼を受けるぞ。俺の大切な自由時間をかえしやがれ!」


「あ、あのぅ…」


「知ったことではありませんよ。まぁ遅くても今日の夜までには帰れるでしょうから」


「…あの、今残ってるクエストが、どれも遠出しないといけない物なんです。だから今日中に帰るのは厳しいかと…」


「つまり俺は今日はもうゆっくり休憩できないってこと…?」


「そうですね…」


「なんでこうなるんだよおおおお!」


俺の大切な大切な休憩タイムが音を立てて砕け散った


iPhoneの文字の取り消しボタン?を長押ししたらイキナリ莫大な量を消してくるのやめて欲しい。


寝落ちして投稿できてませんでした

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