47 借金返済までの道のり
「やっと…ギルドまで運べたぞ…」
俺はジャイアントベアーの生首を両手に担ぎ、ギルドへ歩いて持ち運んできた
1人で!!!
「なぁ…なんでロックは一緒に持ってくれなかったんだよ?」
「服が汚れるからだ」
「俺だって汚れたかねーよクソ」
そんなロックのクソみたいな理由なんて無視して無理矢理にでも運ばせれば良かったと今更ながら思う
それにしても、俺の口が悪くなってしまったと最近思うようになって来た
こっちの世界に来たからか?それとも俺の知力でも低下して他の言葉で言い表す事が出来なくなったのか?
まぁどちらにせよ今度から気をつけないとレイに悪影響が出かねない
俺がジャイアントベアーの生首を担ぎながらギルドのドアを開けると…?
あれ?
「あの…なんでセシリーさん他ギルド職員さんしかギルドにいないんですかね…?」
「今日は本来なら冒険者は休みの日なんですよ。だから今日ギルドに入ってきたのはカイセイさんのような借金返済に努力している人達か、ギルドにご飯を食べに来た人だけです」
な ん だ っ て
「つまり...俺は別に働かなくても良い日もわざわざ働いてたってことすか?」
「そういうことになりますね...あっそんなわざとらしくへこまないでくださいデジャヴが...」
「デジャヴも何も知ったこっちゃないよ。俺はジャイアントベアー討伐したからもう今日は外出しない!じゃ、今回の報酬は全部借金返済に当てといてくれ」
「分かりました。では、カイセイ様の借金額は130万から100万に減りました...っと。これで大丈夫です。それではゆっくり休憩してくださいね」
「よっしゃ、これで借金返済にまた一歩近付いたな」
「そうだな。それでは宿に戻るとしよう」
なんでロックが宿のまで知っているのかは置いておこう
俺もさすがに今回の旅は疲れた。さすがに一日ぐらいはゆっくり休もう
そうして俺らのジャイアントベアー討伐クエストは終わりを迎えた
借金の残り残額などが間違えていた場合は誤字連絡していただければすぐに直します




