18 賭けの結末
「そういやさ、俺らの賭けるものってなかなか物騒だったじゃない?命だとか生命力だとかさ。もう仲間になったんだし別のものに変えない?」
「それは無理な願いだな。我は約束事を破る奴は嫌いである。故に我は約束事は破らないことに磨きをかけておるのだよ」
「お願いだから破ってくれ…」
ロックがスターゲイジーパイ早食いの賭け事の約束は本気だとか抜かしだしたので俺らも勿論止めようとした。
したのだが俺たちの力で止められる訳もなく、しょうがないからとそのままギルド内でやろうとしたら受付のお姉さんが
「ここでやらないで下さい。迷惑です」
と言ってきたので俺たちはいつもの草原に行き、そこでもまた一悶着ありロックに捕らえられ今に至る
「ホントに…?ホントにやるの?俺は仲間の命までかかってる賭け事なんてやりたくないぞ…?てかお前が俺たちに賭ける物はなんなんだよ?」
「貴様は最弱職のくせにまともな武器も持っておらんであろう?貴様に好きな武器を1つ、何でも渡してやろう」
!?
じゃ、じゃあもしかして…
「銃火器なんかも…?」
「勿論だ」
「是非ともやらせていただきます」
やっぱ仲間の命がかかってるのに賭け事を棄権ってのは良くないよね
「では、そこの席に座りたまえ。我がパイを作っている間、1歩も動くでないぞ?」
「勿論。望む所だ!」
そう言ってロックは茂みの中に消えていく
「カイセイ…?凄い興奮してますね…そんなに私の為に頑張ろうとしてくれてるのですか?」
「当たり前だろ!俺はパイを誰よりも早く食べ終わって賭けに勝ち、武器を手に入れてやる!」
「欲望まみれじゃないですか!期待していた自分の気持ちを返してください!」
「フッ…甘い甘い。そんなんだからレベルも上がらず、こんな目にあうんだよ。欲望ってのは大事にしなきゃだぞ?」
レベルがどうのこうのってのはレベルをあげようと努力してないやまとが悪いだけなので正直関係は無い
「…そんなことより、何やら物凄いキツイ臭いがしますね」
「確かに…俺が向こうの世界で食った時はこんな臭いしなかったぞ…」
嫌だとは言ったものの俺は既に実食済みのチーターである
チーターであったはずなのだが…
「やっぱくせえ!本当にくさい!!」
臭いに耐えきれなくなった俺は茂みの中を覗いた
「何これ」
そこには俺が知っているスターゲイジーパイは無く
いくつかの物が溶けて融合したかのような禍々しい、食べ物だとは思えない物体が鍋の中に鎮座していた
…と言うより飛び跳ねていた
「それを言いたいのは我の方だ。お前の世界の作り方にそって作ったのに、いざ完成してみるとこれはなんだ?
パイもクソもないタダの魔物が生まれてしまったではないか」
いや、意味がわからない
俺の能力使ってスターゲイジーパイにするか?
でもそんな事で代償支払いたくないし
「なんでだよ。普通パイって鍋で作るもんじゃないだろ。てかこの魔物は何なんだよ?危険なやつならいち早くぶち殺して欲しいんだけど」
「知らん。魚と小麦の雑種だな」
魚と小麦の雑種って何だよ
「おい貴様、今はなんの雑種かを調べている場合ではない。
コイツが生態系を破壊しないうちに、さっさと討伐するぞ!なんならコイツを誰が討伐するかで賭けをやるか?」
「何が可笑しくてコイツが生態系を破壊するのかは知らんが俺らでやってやろうじゃないか。このクソ悪臭小麦魚め!」
1000文字以上書くのが苦じゃ無くなりました。何故か自分の分の文字多い基準は1000文字からなんですけど、もっと書いてもいいかなって思い始めました。
今後ともよろしくお願いします




