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最弱職だって勇者になりたい!  作者: うすしお
冒険章

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13 二次(自分)被害

現在時刻は大体19時


俺は家を買った

しかも割と性能の良い奴を、だ


これがどういう意味を表しているかわかるか?

野宿しないで済むようになったんだよ!!!


こっちに来てもう4日が経つ

向こうの世界にいた頃は何も考えずにぼーっとして生きていたからか、1日がとても長く感じれた


だがこちらの世界に来てからはどうだ?


最初こそ嫌がりはしたものの、この世界を俺は少しずつ知り楽しくやれている気がする


「この世界も憎めねえよなぁ…」


俺がそう呟くと


「…前から思っていたのですが、あなたが聞いたこともないような変な国生まれだったり、今の意味深な発言だったり…カイセイは厨二病なのですか?流石にその歳でそれは…」


「おれは厨二病では無いし変な国生まれでもない。引いた感じで俺を見るのをやめろ。…いつか話そうとは思ってたけどな、俺は実は…」


そこまで話した所で突然やまとに喋るなとジェスチャーをされて俺は何事だと周りを見渡す


…何も無いように見えるのだがそれは俺だけなのか?


「おい、やまと、いきなりどうしたんだ?いつになく表情が真剣だぞ」


小声で話しかけるがやまとからの反応がない

俺は一向に目を合わせないやまとの顔を覗き込むと


やまとが顔を青ざめ、何かに怯えるかのように震えていた


「おい、どうしたってんだよ?出会って2日の男と肩並べて寝れる精神の図太さだけが取り柄なお前らしくないぞ?」


「そんなに私の精神は図太くありませんし図太さ‘’だけ”ではありませんから!…気付いていなかったのですか?魔王の幹部が偵察をしにこの草原に来てるのですよ!?見つかったら幹部の城に引きずり込まれて散々弄ばれまくった後は殺されてしまうんですよ?ぁあ…もう終わりだ…どうせこれが最後なんだからとっておきのあれを…」


やっと返事してくれたと思ったらこれですよこれ…


「終わりだなんて縁起でもないこと言うんじゃねえ!このまま息を潜めてればバレないんだろ?死ぬ気で隠れるぞ!てかとっておきってなんだよ…」


そのまま俺たちは息を潜め、茂みの中に隠れたのだが…


怯えているからか、やまとの荒い息が俺の顔にかかってきて別の緊張感が生まれてきた

人間は死が近付くと性欲が高まるらしい

…俺の息子が暴れまくってます


何でこいつは何の役にも立たないのにこんな体付きが…

てか今さっきからコイツは何をブツブツ言っているんだ…?


…もしかしてこいつ魔法の詠唱してる?

こっちの世界の魔法の詠唱というものを知らないからアレだがなんか凄い呪文を唱えてる雰囲気がする!

コイツ幹部に向けて撃つ気だ!


「おい、やめろ!そんな事したら隠れた意味が…」

「「フレイム・メテオライトッ!!!!」」


止めるのが1歩遅かったようだ


やまとの放ったとっておきの魔法は幹部が立っていた場所に向かって作用し、魔力を使って生み出した巨大な隕石をもって破壊し尽くした


…ハズだった


向こうから右半身を吹き飛ばされながらも歩いてくる人影が1つ


あれ、

俺は家を設置しに来ただけなのに


なんでこんな面倒な事に巻き込まれて…


あれぇー?

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